「相鉄・東急直通線」23年3月開業予定を正式発表 羽沢横浜国大-日吉間10キロ 東京、埼玉へルート多彩に

写真左から、東急東横線、相鉄線

 相模鉄道(横浜市西区)と東急電鉄(東京都)などは27日、相鉄線羽沢横浜国大駅(横浜市神奈川区)と東急線日吉駅(同市港北区)を結ぶ新路線「相鉄・東急直通線」が来年3月に開業する予定だと正式に発表した。開業に伴い7社局14路線を結ぶこととなり、神奈川県央や横浜市西部から東京、埼玉に至る広域的な鉄道ネットワークが誕生する。

 相鉄・東急直通線は、羽沢横浜国大と新横浜、新綱島、日吉の4駅を主に地下で結ぶ約10キロの区間。運行本数は朝のラッシュ時が1時間に10~14本、それ以外は4~6本の見通し。

 上りの列車は日吉を出て東急東横線・目黒線に接続し、東京メトロ南北線・副都心線、都営三田線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線、東武東上線まで直通運転を行う。西武鉄道は東急線と接続しているが、新路線での直通運転は行わない。

 下りの列車は羽沢横浜国大、分岐駅となる相鉄本線の西谷を通って海老名方面、相鉄いずみ野線の湘南台方面に向かう。

 開業後、二俣川ー目黒間の所要時間は約38分に。横浜駅を経由した場合と比べ、16分程度短縮される。

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