宮城県白石市の山林で白骨化した女性の遺体が見つかった事件で、同所に遺体を遺棄したとして、栃木県警は27日、死体遺棄の疑いで益子町、無職の女(23)を逮捕した。女は同容疑で逮捕されている白石市、無職の男(35)の妻の妹。遺体は、さくら市内で両容疑者に監禁されていた当時24歳の知人女性とみられ、県警は両容疑者が監禁中に暴行を加えたとみて、死亡の経緯を慎重に調べている。
逮捕容疑は、男と共謀し2019年12月ごろ、氏名不詳の遺体を白石市の山林に遺棄した疑い。「間違いありません」と容疑を認めている。
県警によると、女は19年夏ごろから、さくら市のアパートで男と姉の3人で同居を開始。秋ごろに姉がアパートを出て、男と2人で住むようになったと説明している。その後、男が共通の知人の24歳女性を連れてきて、アパート内で監禁を始めたという。
女は「監禁中に暴行があった」と話している。県警は主導的立場は男とみる一方、女も知人女性に暴行を加え、死亡後に遺体を一緒に車で運び、スコップなどで遺棄したとみている。