JR九州 新幹線の発車メロディー発表 長崎駅は銅鑼や鐘の音 大村車両基地3月20日公開

作曲者の向谷さん(左)と青柳社長=福岡市博多区、JR九州本社

 JR九州は27日、秋に部分開業する九州新幹線長崎ルートの長崎など5駅の新幹線ホームや新幹線車内で放送するメロディーを発表した。同社や大手私鉄の発車メロディーなどを手掛けた向谷実さんが作曲した。
 5駅の発車メロディーと車内メロディー1曲の計6曲で1曲は10秒程度。長崎駅は長崎くんちの銅鑼(どら)で始まり、途中に浦上天主堂などの鐘の音が入る。諫早駅はモダンに、新大村駅はポップな感じにした。
 同日、福岡市で記者会見した青柳俊彦社長と同席した向谷さんは「音楽も旅の思い出や生活の要素の一つとして受け取ってもらえたら」と話した。
 メロディーは動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開。URLはhttps://youtu.be/5NXaAF-agEE
 また、JR九州と鉄道建設・運輸施設整備支援機構は、九州新幹線長崎ルートの車両メンテナンスを行う大村車両基地(大村市竹松町)を3月20日に初めて一般公開すると発表。当日は基地設備のほか、新幹線「かもめ」の車内も見学できる。今月28日から見学者約2600人を募集する。当日は基地内の混雑を避けるため入場時間を指定する。

3月に一般公開される大村車両基地(提供:JRTT鉄道・運輸機構)

 青柳社長は、車両デザインに工夫を凝らしたとし「楽しみにしてほしい」と話した。
 募集期間は28日午前10時から2月14日午前10時受け付け分まで。専用ウェブページ(https://www.jrkyushu.co.jp/train/jromurabasetour)で受け付ける。1件当たり4人まで応募可能。応募多数の場合は抽選する。


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