オンライン会議に「ぬいぐるみの顔」で参加できるWebサービス 100体と暮らすぬい好きが開発

約100体のぬいぐるみと暮らす会社員・7_mshitaさん(Twitter: @nnmshita)が制作した、ぬいぐるみの顔でオンライン会議に出席できるWebサービス「ぬいmeet」が、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で先行利用者・支援者を募集している(2月1日まで)。

「ぬいmeet」を使ったWeb会議画面の例

Zoomなどのオンライン会議に、手持ちのぬいぐるみの姿を自分の顔に重ねて映すことができるサービス。利用者は「ぬいmeet」に好きなぬいぐるみの写真を取り込んで使用する。

画面上では人間の頭部が動くと、追いかけるようにぬいぐるみの顔も移動して見える。さらに、カメラが利用者の「笑顔」「悲しい顔」「怒った顔」などを捉えると、顔周りに花のイラストや効果線などがリアルタイムで出現し、ぬいぐるみ裏の表情を伝える。

笑顔を読み取るとたくさんの花が出現。楽しそうな雰囲気が伝わる
怒った表情を読み取ると「怒りマーク」が出現

約100体のぬいぐるみと暮らす7_mshitaさんは「ぬいぐるみを動かしたい」を目標に、プログラミングスクールで学んだ技術を生かし試行錯誤を重ねた。「ぬいmeet」に「画面がかわいい」とほおを緩め、「オンライン会議で自分や他の人の顔がぬいぐるみになっていたら『私、今ぬいぐるみとミーティングしている』と笑顔になれる」と〝効果〟を語る。オンライン会議での顔出しに抵抗がある人にもおすすめだという。

7_mshitaさんのぬいぐるみコレクションの一部。ナマケモノ(右から2番目)は手触りがいいという

「以前はぬいぐるみをたくさん持つ大人にあまり好意的ではなかった」という7_mshitaさんだが、現在は保管スペースのために段ボール10箱分の断捨離をしたり、外出先でも気にかけたりと、ぬいぐるみ愛あふれる生活を送っている。「(大人のぬいぐるみ好きは)意外と多いし、大人が抵抗なくぬいぐるみを表に出せるツールになれば」と期待した。

ぬいぐるみの顔でオンライン会議に出席できる「ぬいmeet」
悲しい表情を伝えるエフェクトも
「なければ作ってしまおう」とぬいぐるみを自作することも
7_mshitaさん手作りのぬいぐるみ

(よろず~ニュース・今井 佳奈)

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