特殊なデバイスで他者の脳に入り込み、殺人を実行 「ポゼッサー」特報

3月4日より劇場公開される、デヴィッド・クローネンバーグを父に持つブランドン・クローネンバーグ監督作「ポゼッサー」の、特報映像が公開された。

公開された特報映像は、「全世界が言葉を失った 戦慄の SF ノワール」のテロップから始まり、他人を乗っ取った主人公タシャがミッションを遂行するシーンが映し出される。遠隔殺人に必要な特殊なデバイス、肉体と潜在意識の中に深く侵入していることを思わせるスタイリッシュな映像が挟みこまれ、バイオレンスシーンの一部が描かれる。「脱出」とつぶやいた後に、全身に銃弾を受けるシーンも見られる。さらには、タシャの子供や彼女に意識と人格を乗っ取られる男も登場。巨大企業による監視社会と人格が崩壊していく姿を描く、異常で冷徹な世界の一端が描き出されている。

「ポゼッサー」は、殺人を請け負う企業に勤務するベテラン暗殺者タシャを描いた作品。特殊なデバイスを使ってターゲットに近しい人間の意識に入り込むタシャ。そして徐々に人格を乗っ取っていきターゲットを仕留めたあとは、ホストを自殺に追い込んで“離脱”する。すべてが速やかに完遂されていたが、あるミッションを機にタシャのなかの何かが狂い始める。ブランドン・クローネンバーグ監督の、「アンチヴァイラル」から8年ぶりとなる長編第2作。サンダンス映画祭でワールドプレミアム最優秀監督賞を受賞するなどの評価を得た。主演は、アンドレア・ライズボローが務めている。

【作品情報】
ポゼッサー
2022年3月4日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷・アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
配給:パルコ ユニバーサル映画
©2019,RHOMBUS POSSESSOR INC,/ROOK FILMS POSSESSOR LTD. All Rights Reserved.

© 合同会社シングルライン