フェラーリF1のテストにルクレール&サインツが登場、2018年型車で走行「早く新車の出来を確かめたい」

 スクーデリア・フェラーリは、1月27日、フィオラノでのテスト2日目を迎えた。初日はテストドライバーのロバート・シュワルツマンが走行、2日目には、レースドライバーのカルロス・サインツとシャルル・ルクレールが2018年型SF71Hで周回を重ねた。

 9時半過ぎにサインツがコースイン。気温3度、路面のところどころが湿っている、理想的とはいえないコンディションのなかで走行を開始、午前中に59周(約176km)を走った。

フェラーリF1フィオラノテスト カルロス・サインツ(SF71H)

 フェラーリが2022年F1シーズンへの準備の一環として行っている今週のテストについて、サインツは次のように語った。

「今の段階では、他のドライバーたちもそうだと思うが、僕たちはシミュレーターで作業をしたり、ジムでトレーニングをしたりしている。でも、身体への負担という意味では、実際にマシンに乗ることに勝るものはない」

「だからシーズンスタート前にマシンに乗る機会があるなら、それがどんなマシンであれ、ドライバーにとってすごく有益なことなんだ。身体を目覚めさせ、F1ドライバーがどういうものなのかを思い出す機会になる」

フェラーリF1フィオラノテスト カルロス・サインツ(フェラーリ)

 14時からはルクレールがマシンに乗り込み、48周(約143km)を走った。

「1カ月半、コクピットから離れていたから、走りたくてたまらなかった」とルクレール。
「すごく楽しかったし、いいトレーニングになった。バルセロナ(でのプレシーズンテスト)で2022年型マシンに乗るのが待ちきれないよ。F1新時代のスタートを迎え、去年から取り組んできた作業が報われて期待どおりに競争力を発揮できるのかどうかを確認したい」

フェラーリF1フィオラノテスト シャルル・ルクレール(フェラーリ)

 テスト最終日の28日には、再びテストドライバーのシュワルツマンがステアリングを握る予定だ。

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