これぞ日本の桜風景!関西地方のお花見スポット10選【2023年版】

日本人からも人気の観光都市・京都や訪日観光客から人気急上昇中の大阪などを含む関西地方。数々の世界遺産や、バラエティ豊かなグルメが楽しめることで知られている地域です。

もちろんお花見スポットも多く点在します。今回は定番の観光地である関西のお花見スポット10か所を紹介します。

※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、2023年のお祭りやライトアップ情報が随時変更になることがあります。事前に公式HPを確認して訪れるようにしましょう。

例年の開花日・満開日

関西主要都市の、例年の開花・満開日は以下の通りです。

2023年の開花予想

2023年の開花予想は以下の通りです(2023年2月6日現在)。

旅行の際には開花予想を参考にして予定を立てるのがオススメです。詳しくは、下記の関連記事をご覧ください。

京都府

1.夜桜を堪能するなら「円山公園」

1886年に開設された京都市最古の庭園。噴水、藤棚などがある日本庭園は、四季ごとにさまざまな景色を見せてくれます。
園内には日本食を食べられる料亭や和菓子を楽しめる喫茶店も点在するほか、約3000人を収容できる野外音楽堂もあり人々の憩いの場となっています。

春にはおよそ800本の桜が咲き、多くの観光客でにぎわう桜の名所です。1番の見所は「祇園の夜桜」として有名な「シダレザクラ」です。

ライトアップされた姿は日本を代表する桜風景と言えます。ライトアップは3月下旬~4月中旬、日没~24:00を予定しているそうです。

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2.五重塔と桜が美しい「醍醐寺」

世界文化遺産でもある京都の醍醐寺

人々が祈りを捧げる場所としてはもちろん、五重塔や美しく手入れされた庭を持つ三宝院、貴重な文化財を鑑賞できる場所としても知られています。

収蔵品のうち、国宝は75,522点、重要文化財は425点、そのほかの仏像、絵画をはじめとする文化財はなんと約15万点にもなるそうです。日本文化を伝承する役割も担ってきたお寺だと言えます。

そんな醍醐寺の広大な境内ではいたるところに桜の木が。日本の貴重な建築物と桜の景色が楽しめます。400年以上前に日本を統治していた豊臣秀吉(とよとみ・ひでよし)も、この醍醐寺で花見を行っていたと言われています。

開門時間
夏期:3月1日〜12月第1日曜日までの期間……9:00〜17:00まで
冬期:12月第1日曜日の翌日〜2月末日までの期間……9:00〜16:30まで

拝観料
大人1,500円、中学・高校生1,000円、小学生以下は無料。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開門時間が変更になる場合もあります。詳しくは醍醐寺の公式HPをご覧ください。

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大阪府

3.ゆっくり桜を見るなら「大川」の桜並木

大阪城の目の前を流れる大川。この周辺では、大川の東、都島区側にある「毛馬桜之宮公園(けまさくらのみやこうえん)」、北区天満橋にある「造幣局」が大阪でよく知られた桜の名所となっています。

天満橋(てんまばし)から桜宮橋(さくらのみやばし)のあたりを中心に、約4,800本の桜が花を咲かせ、夜遅くまでたくさんの花見客でにぎわいます。

毛馬桜之宮公園は大川の両岸に広がる4.2キロメートルの公園。右岸沿いには造幣局や泉布観(せんぷかん)など明治初期の建物が並びます。

桜の季節は並木道がピンク色に染まり、美しい川の景色が見られるほか、3月下旬から大川の花見クルーズなどを楽しむことができるのも魅力です。

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4.桜を見ながらピクニック「万博記念公園」

万博記念公園は1970年の日本万博博覧会の跡地に建てられた公園です。多くの建物は万博後に取り壊されましたが、今でも芸術家・岡本太郎さんの作品である「太陽の塔」は残っており、人気の撮影スポットです。

園内にはソメイヨシノやシダレザクラなど全部で9種類、約5,500本の桜があります。ちなみに「太陽の塔」の前に咲いている桜はオオシマザクラです。

公園のあちこちに広場があるため桜を眺めながらゆっくりとピクニックをすることができるかもしれません。

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奈良県

5.桜の木の下で動物が見られる「奈良公園」

世界遺産として知られている東大寺、正倉院、興福寺など歴史的な建物を見ることのできる奈良公園

奈良公園には野生のシカやリスがいるため、春には桜の木の下で過ごす動物たちをみれるのが魅力のひとつです。

奈良公園にはナラノヤエザクラと呼ばれる小ぶりな桜の花が咲きます。広々とした芝生から眺められる桜からは、春の訪れをたっぷり感じることができるでしょう。
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6.お祭りが開催される「郡山城跡」

奈良県の北部にある大和郡山市(やまとこおりやまし)は、城下町と城が観光客に人気の町です。

また1580年に築城された大和郡山城は奈良随一のお花見スポットでもあります。「御殿桜(ごてんざくら)」と呼ばれ、400年以上も前から人々に親しまれてきました。

桜の季節である毎年3月下旬から4月上旬には「大和郡山お城まつり」が開かれ、灯りがともされた夜桜、金魚の品評会やパレードなどさまざまなイベントで賑わいます。

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7.山全体がピンクに染まる「吉野山」

奈良県の中央に位置する吉野山は山全体が世界文化遺産に登録されています。

日本一の桜の名所として知られており、ヤマザクラなど約30,000本の桜が咲きます。

山は4つのエリアにわかれていて、下から「下千本(しもせんぼん)」「中千本(なかせんぼん)」「上千本(かみせんぼん)」「奥千本(おくせんぼん)」と名前が付けられています。

桜は山のふもとである「下千本」から咲き始め、徐々に上の桜が咲きます。

※「中千本」以上を目指す方はハイキングであがりましょう!
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滋賀県

8.桜に囲まれている「彦根城」

400年以上の歴史をもつ、国宝彦根城

春にはお城を囲むように1,200本近くの桜が咲き、夜には桜のライトアップが行われるためより一層美しい桜を楽しむことができます。

彦根城は、2010年のゆるキャラグランプリで1位に輝いたご当地キャラクターのひこにゃんがいることでも知られています。1日に3回ほどひこにゃんが彦根城に現れるそうです。運がよければ会えるかもしれません。
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兵庫県

9. 1日中桜を楽しめる「姫路城」

日本で初めて世界文化遺産に選ばれた姫路城。「白鷺城(しらさぎじょう)」という別名をもつように、白い城壁が美しいお城です。

400年もの歴史をもつ姫路城ですが、その間、戦災にあうことがなかった珍しいお城としても有名です。

ここにはソメイヨシノやシダレザクラなど約1,000本の桜の木が植えられています。優雅な姫路城と桜の美しさによって日本桜の名所100選に選ばれています。

日中はイベントが催され、夜には桜のライトアップが行われるため、一日中多くの人でにぎわいます。
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10.地元の人々から愛されている「夙川」

兵庫県の東部を流れる夙川(しゅくがわ)。河川が公園となっています。「さくら名所100選」に選ばれたこともあり、市民だけでなく観光客にも愛されています。

こちらには夙川が流れる西宮市オリジナルの夙川舞桜(しゅくがわまいざくら)や西宮権現平桜(にしのみやごんげんだいらざくら)など1,660本の桜の木が両岸でみられるのが特徴です。
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最後に

日本人に古くから親しまれてきた桜。

今回紹介したスポットは桜だけでなく、街並みや歴史的建造物も楽しめます。ぜひ実際に足を運んでみてください。

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