宮崎県内 幼稚園や保育園休園相次ぐ コロナ対策徹底困難

食事用のテーブルに感染防止用の仕切りを置く保育士ら=28日午前、宮崎市内

 新型コロナウイルスの感染者が県内でも急増する中、保育園や幼稚園など教育・保育施設の休園が相次いでいる。感染者が県内で最も多い宮崎市では1月以降、クラスター(感染者集団)が4件発生。延べ23カ所の認可・認可外施設が休園した。園側は感染対策を取っているものの、マスク着用など年齢的に感染防止対策の徹底が難しい園児もいるため、感染者が後を絶たない。登園の自粛要請も広がる一方で、保護者は仕事を休むなど生活に影響が出ており、「長期化すれば金銭的負担が重くなる」と不安の声も上がる。

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