平成以降で本塁打王が最も多い球団は? 阪神は0人、巨人は松井秀喜ら計7度【セ編】

元ヤクルトのウラディミール・バレンティン(左)と元巨人・松井秀喜氏【写真:荒川祐史、Getty Images】

燕はバレンティンの3度を筆頭に6人の外国人が計9度キングになっている

野球の華であるホームラン。NPBでは巨人・王貞治の通算15度を筆頭に、南海・野村克也が9度、現役の西武・中村剛也内野手が2人に次いで計6度本塁打王のタイトルを手にしている。では平成元年の1989年から令和3年の2021年の33年間で、どの球団から最も多くホームラン王が出ているだろうか。セ・リーグではヤクルトが最多だった。(敬称略)

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ヤクルトの選手は通算11度、ホームラン王のタイトルを獲得。日本選手では山田哲人、村上宗隆の2人だが、外国人選手はバレンティンの3度を筆頭にペタジーニら計6人が本塁打王を手にしている。外国人獲得には定評があり、昨年も野手ではオスナとサンタナが優勝に貢献している。

広いバンテリンドームを本拠地にし、本塁打が少ない印象がある中日だが2位タイの7度獲得している。ナゴヤ球場時代に落合博満が2度、大豊泰昭、山崎武司がキングに。ドームに移ってからもウッズ、ブランコ、ゲレーロがタイトルを得た。同数の7度で2位タイはDeNA。中日移籍前にウッズが2度、村田修一(巨人打撃兼内野守備コーチ)が2度、近年では筒香嘉智が2016年、ソトが2018、19年に本塁打王に輝いた。

巨人も2位タイの7度。そのうち松井秀喜が3度手にし、2005年のローズは近鉄時代、2010年のラミレスはヤクルト時代に続いて2球団目の本塁打王だった。2020、2021年と岡本和真が2年連続でキングになっている。

5位は広島で4度。初代広島市民球場を本拠地にしていた当時、江藤智が2度、新井貴浩が1度本塁打王になり、マツダスタジアムになってからはエルドレッドが栄誉を手にした。そして最下位は阪神でゼロ。1989年にフィルダーが38本、2005年に金本知憲が40本、2010年にブラゼルが47本を放つもキングに届かなかった。2リーグに分裂した1950年以降、阪神では藤村富美男、藤本勝巳、田淵幸一、掛布雅之、バースが本塁打王になっている。

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(Full-Count編集部)

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