沖縄署騒ぎ 官房長官が「事実確認し対応」 県教育長は「冷静な行動を」呼び掛け

 【東京】松野博一官房長官は28日午後の会見で、27日深夜から未明にかけて沖縄市の沖縄警察署前に多数の若者らが集まった騒動について、最大時約400人が集まったとし、「事実関係を確認した上で適切に対応する」との見解を示した。

 沖縄署の被害状況について「(群集が)卵やビンを投げるなどして庁舎や車両のガラスが一部損壊するなどした」と説明した。(安里洋輔)

 一方、金城弘昌県教育長は28日、バイクで逃走した高校生が重傷を負った件について、県警に事実確認と説明を求めた。

 27日深夜には、若者数百人が沖縄署を取り囲む騒ぎも起きた。県教育委員会は28日夜も同様の動きがある可能性があるとして、各県立学校を通して生徒らに対して「事件事故に巻き込まれる可能性がある。会員制交流サイト(SNS)にはさまざまな情報が流れているが、冷静な行動を取ってほしい」と呼び掛けた。

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