ヘッドライトの違いが個性的! VW ヴァナゴンをモチーフにしたハイエース「VANACE (ヴァナス)Type 2」と「Type 3」【東京アウトドアショー2022】

オートモーティブジャパンにより「TOKYO OUTDOOR SHOW 2022(東京アウトドアショー2022)」に出展された「VANACE(ヴァナス)」。フォルクスワーゲン トランスポーターT3・通称ヴァナゴンの四角いデザインを、ハイエース200系のフロントフェイスに落とし込んだカスタムカーだ。今回はその中から「VANACE Type 2」と「Type 3」を紹介する。

トヨタ ハイエース「VANACE(ヴァナス)-Type 2」(AUTO MOTIVE JAPAN)【東京アウトドアショー2022】 [撮影:島村 栄二]

3タイプの異なるマスクは仕向け地の違いを絶妙に再現

「VANACE-Type 1」

「VANACE」には3種類のラインナップが用意されている。

ベーシックスタイルとして丸目2灯のVWヴァナゴン ヨーロッパ&日本仕様風デザイン「VANACE-Type 1」、南アフリカ仕様風デザインの「VANACE-Type 2」、そして北米仕様風デザインの「VANACE-Type 3」がそれぞれ設定された。

丸目4灯ヘッドライトで南アフリカ仕様風のテイストを再現した「Type 2」

「VANACE-Type 2」

「VANACE-Type 2」は、主に南アフリカ市場で採用されていた丸目4灯のヘッドライトを再現。アンダーボディのブラック塗装は、高年式の最上級モデルに備わるロッカーパネルをイメージしているという。

,
,

展示車は、床面を上げることで荷室にあるタイヤカバー部の出っ張りをなくした、フルフラット床の「働くクルマ」スタイル。

無骨なフロントマスクは、屋根上のキャリアと合わせて、もとより質実剛健なハイエースのタフさを引き出していた。

角目2灯ライトと2トーンカラーで北米テイストを再現した「Type 3」

「VANACE-Type 3」

一方、「VANACE-Type 3」では、北米市場で見られた角目2灯のヴァナゴンをモチーフとする。展示車も2トーンカラーで塗られており、北米向けのクルマを彷彿とさせる雰囲気に。ヴァナゴン初期の、ツートーンカラーを模したペイント(オプション)を施していることにも注目だ。

,
,

ルーフにはオーストラリアのメーカー「ダーチ」製ルーフテントとタープを、リアにはオートモーティブジャパンオリジナルのラダー、そしてフォルクスワーゲン風にアレンジされた同社のエンブレムを装着していた。

「VANACE」のボディーカラーは、ヴァナゴンの純正オマージュ色となるガンメタ・ベージュなどの全10色を用意。オートモーティブジャパンの自社工場にてオールペイントを行なっている。

[筆者:遠藤 イヅル/撮影:島村 栄二]

© 株式会社MOTA