「高齢者に何かあったら愛犬はどうなるの」問題解決へ勉強会発足!ペットの殺処分防ぐ死後事務委任契約とは?

一人暮らしの高齢者が入院や老人ホームなどに入居するとき、飼っていたペットは老犬ホームまたは保健所等へ送られ、引き取り手が見つからないと殺処分されてしまう場合もあることが危惧されています。

こうした問題を踏まえ、高齢者が安心してペットを飼える社会の実現をめざすという勉強会がこのほど発足しました。
まずは2月10日と3月10日の両日、オンライン(zoom)で開催(無料)されます。

高齢化が進む日本社会では避けて通れない課題だけに、注目を集めそうです。

「ペットの命を守る交流会」来月開催へ

この勉強会は「ペットの命を守る交流会~もし私に何かあったら~」〈主催:一般社団法人とまりぎの会(東京・新宿区)〉。
ペットを飼う高齢者の問題についての勉強と参加者同士の交流を目的としています。

ペットを飼う高齢者には、こんなリスクが避けられません。

「入院などで飼えなくなる」
「認知症を患い、餌や水やりを忘れがちになる」
「自身の死後の飼い主を決めていない」

もしものとき犬猫の世話は頼める?

同団体ではその解決策として、飼い主自身が事前準備(終活など)をすることの重要性を提起。
特に体調が悪化する前に考えておきたいこととして、「死後事務委任契約」の活用などを推奨しています。

今回の勉強会開催にあたり、同団体では広くこう呼びかけています。

『ペットを飼う高齢者の問題、自身にもしものことがあったときに犬猫の世話を頼む方法などについて、一緒に考えてみませんか。
もし皆様が病気や事故で亡くなられてしまったら、愛するワンちゃん・ネコちゃんはどうなるのか。
ペットの安心安全が守られるよう、交流会を通じて仲間の輪を広げていきたいと思います』

ペットを守りたい人など募る

⇒【ペットと暮せる「高齢者向け賃貸住宅」】シニアにおすすめ!都内の「ペット共生型住宅」4選

【交流会 開催要領】

⑴名称:ペットの命を守る交流会~もし私に何かあったら~
⑵参加対象:
〇自身のペットを守る方法を知りたい方
〇高齢者が犬猫を飼うことの対策を広めたい方
〇おおむね50歳以上の方(対策を広めたい方は若い方も歓迎)
⑶日時:2022年2月10日(木)、 3月10日(木)両日とも19:30~22:00
⑷場所:オンライン(zoom)
⑸会費:無料
⑹プログラム:
第一部 とまりぎの会とペットを守る施策とは?
第二部 意見交換会
⑺講師:森奈津子(作家)

申込みはこちらから

この記事と画像の出典:(一社)とまりぎの会 公式サイト

© 株式会社イチイ