駅名はひらがな表記【木造駅舎コレクション】082

※2021年4月撮影

トップ画像は、久大本線「うきは駅」構内跨線橋から下り方面を捉えた一枚です。近づいて来た上り列車久留米行を望遠レンズで撮影しました。1両編成はJR九州220形200番台です。バス用を転用した行先表示が大きくて少しボディから飛び出しています。

※うきは駅はひらがな駅名なので「うきは駅」と表記します。ちなみに、駅名がひらがな表記なのは、JR九州の場合、鹿児島本線ししぶ駅、吉都線えびの駅などがあります。

ここからはロードムービー式に展開します。

筑後吉井駅発10時54分の日田行に乗って、4分後に隣の「うきは駅」に到着しました。

乗って来た列車がホームに停まっていることで、ホーム反対側の駅舎は撮れません。ひとまず跨線橋に上がりました。下り大分駅方面、木造駅舎が右に写っています。ちょっと不思議な切妻屋根です。二重になっていて奥が瓦葺き、手前はスレート葺きに見えます。

※2021年4月撮影

この「うきは駅」から東、大分方面は山々の間、玖珠川に沿って谷間を走って行きます。平野部に出るのは大分駅の手前、豊後国分駅辺りからです。途中、豊後森駅は玖珠盆地、由布院駅は由布院盆地と少し平らに開けた場所もあります。

反対の上り久留米方面。この駅もまた下りホームが長くなっています。左奥に山裾が見えているのは鷹取山(802m)。

※2021年4月撮影

トップ画像の久留米行が「うきは駅」に到着。筆者が乗って来た下り日田行が片運転台のJR九州200形2両編成。久留米側は1000番台。上り久留米行は既述の様に両運転台のJR九州220形200番台です。

※2021年4月撮影

上下とも列車が発車したので下りホームに戻って駅舎を撮ります。

※2021年4月撮影

この駅も下り線から分岐する引き込み線があって、下りホームの北側にはバラストを積載した保線車両が駐められています。空中浮遊、ではありませんよ(笑)何故かホームからポコッと飛び出した部分があるので、そこから撮影しています。

※2021年4月撮影

駅舎ホーム側正面。最初にこの駅を通ったのがいつだったのか、調べれば分かりますが、とにかくその時から駅舎に貼ってあるメッセージ(スローガン?)「訪れる人に安らぎを 去り行く人に幸せを!」は変わりません。何だか不思議な語感で印象に残っています。

※2021年4月撮影

上りホームに来て駅舎。バリアフリーのスロープがあります。

※2021年4月撮影

では次回、駅舎内を見ます。

(写真・文/住田至朗)

※木造駅舎などJR九州さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道は感謝の気持ちを持って撮影しましょう。

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