韓国紙「日本車の人気回復...注文してすぐ乗れるから」「韓国車は在庫なく最長1年...半導体不足深刻でさらに遅れも」

日本製不買運動で不振だった日本車が韓国市場で盛り返している。

参考記事:韓国紙「現代自動車が中国市場で12位に墜落、トヨタは3位に浮上」「反日は反韓より根深いはず…なのに日本車が進撃」

ホンダコリアは2020年の3056台から2021年は4355台と42.5%も販売台数が増えた。レクサスも2020年8911台から昨年は9752台となり10%増加した。トヨタも同じ期間6154台から6441台と4%増えた。

イシュートゥデイはこのような現象の一因に、「完成車業界の全体的な新車出庫積滯現象のため」であるとし、在庫問題が絡んでいると指摘した。

同紙は「現在、現代自動車・起亜など主要国産車ブランドの人気モデルは、契約後、長くて1年6ヶ月以上待機しなければならない状況だ」「車両用半導体需給難問題とコロナ19長期化が重なり、各完成車メーカーが新車生産支障を経験している」と伝えている。

一方で「トヨタ、ホンダなど主要日本ブランドは早ければ一週間、遅くとも月には無理なく新車を引き渡されている」との情報も伝えた。

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毎日経済新聞は「半導体需給難の中で出庫期間が短い点も消費者が日本車を訪れる理由に挙げられる。 世界的に車両用半導体が不足し、現代車・起亜と他の輸入車は出荷するのに長くは1年以上かかる」と指摘した。

イシュートゥデイによると、ホンダコリア関係者は、「顧客の不便最小化のために事前にできるだけ正確に需要予測を行い、これに応じて物量を定期的に持ち込んでいる」と述べている。

韓国自動車メーカーの在庫問題については韓国他紙も報じているが、有力紙のETNEWSは26日、現代自動車がナビゲーション用半導体の不足により「非常事態」に置かれたと報じた。

同紙は現代車が「ナビゲーション用半導体の需給支障で、今後26日から該当車種生産が延期危機に置かれた」とし、「昨年から深刻化した車両用半導体需給難で、すでに全車種納期日程が最低3ヶ月から最長12ヶ月までかかる状況で生産日程の追加遅延が避けられない見通しだ」と伝えた。

請負業者の大多数がナビゲーション仕様を選択するという点を考慮すれば、ほぼ全ての車種が影響を受けるとみられるという。

同紙は「先立って現代車が営業に共有した1月納期日程によると、主要現代車モデルは契約から出庫まで3ヶ月から12ヶ月かかる」とし、「3万台以上が待機中のアバンテは6ヶ月、4万4000台を注文されたアイオニック5は12ヶ月以上待機しなければならない」と報じた。

韓国車の供給停滞は、日本車にとっては「朗報」となるかもしれない。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「(現代自動車の)株主たちは血の涙を流すぞ」

「ナビって必要?これを機に全部無くせば良いじゃん」

「半年ほど新規注文受けないで、既存の注文から処理しろ」

「国産車の性能が良ければ外車は買わないんだよ。サムスンやLGみたいに」

「日本車はまあ良い車なんだわ」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。

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