Chim↑Pomエリイの初のエッセイ集『はい、こんにちは Chim↑Pomエリイの生活と意見』本日発売!

1月31日(月)新潮社より、 Chim↑Pomのフロントウーマン・エリイの初のエッセイ集『はい、 こんにちは Chim↑Pomエリイの生活と意見』が発売。 Chim↑Pomは2月18日より森美術館で大回顧展が開催される最注目のアーティストコレクティブ。 広島や福島などの被曝のクロニクルに対して様々な当事者意識でリアクションをしてメディアを巻き込んだ議論を起こしたり、 福島の 帰還困難区域内では封鎖が解除されるまで「観に行くことができない」長期にわたる国際展「Don’t Follow the Wind」の発案と立ち上げを行うなど、 圧倒的な行動力と現代性で知られる Chim↑Pomのミューズが人工授精により妊娠し、 第一子を出産。 唯一無二のプロセスの鮮烈なドキュメントに、 ぜひご注目を。刊行にあたり、 綾野剛と金原ひとみの推薦コメントが到着。

「前衛的尊厳が"ここ"に在る。 」

――綾野剛

「狂おしいほどに理知的な目が真実を炙り続け結晶化した文章。 私たちは見つめているのではなく、 見つめられている。 」

――金原ひとみ

Chim↑Pomエリイコメント

『はい、 こんにちは』は、 はじめて文章を書くことに出逢って生まれた本です。 この本は日常生活や今まで起きた出来事に、 聖書を織り交ぜて構成しました。 私はChim↑Pomという6人組で現代美術を行っています。 連載が始まるときは丁度、 展覧会でイギリスに滞在中でした。 今でも鮮明にその瞬間を覚えています。 私は部屋の窓枠に座りながら何について書くか、 メンバーと部屋でビールを飲みながら話していました。 メンバーが「エリちゃん、 話してるときに『冷たくもなく熱くもない、 ぬるいのがマジよくない!』とか聖書を織り交ぜてるのが面白いよ」という発言がきっかけでこの形になりました。 そして、 自分の選択肢なしに学校に通うという、 14年間も続けたことについて納得したかったのもあります。 7年も経てば自分の力で違う道を選ぶことは出来たはずですが、 これを読んでくれたあなたなら分かりますよね。 私がだらついた性格の持ち主だということを。 ――エリイ

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