向井理×北村有起哉でグルメコメディー「先生のおとりよせ」が連ドラに

テレビ東京ほかでは4月から、ドラマ25「先生のおとりよせ」(金曜深夜0:52、開始日未定)がスタート。向井理が主演を務め、北村有起哉が共演することが分かった。

ドラマの原作は、pixivコミックで連載された漫画家・中村明日美子氏と小説家・榎田ユウリ氏の共著による同名作品。実在するおとりよせグルメを軸に、漫画と小説のリレー形式で紡がれている。ドSで不愛想な官能小説家とドMで明るくフェミニンな漫画家が、共同で作品をつくることに。出会う前からお互いの作品のファンだったが、実際に会ってみると想像とは違うルックスと性格にショックを受ける2人。しかし、唯一「おとりよせ」の趣味が合うという共通点から、徐々に心を開いていく。全国津々浦々のおとりよせの品々と、おいしいものに飽くなき探求心を見せるイケメンおじさん作家2人の、笑えて、時にグッとくる新感覚グルメコメディードラマとなる。

向井が演じるのは、ドSで不愛想な官能小説家・榎村遥華。向井は、本作について「テレビ東京さんらしい、ゆるくも攻めた作品になりそうだと楽しみになりました。今の時代を反映する『おとりよせ』をまた違う角度から楽しんでもらえるのではないかと思います」と期待を寄せる。

また、おとりよせのこととなると子どものように無邪気になる榎村については、「おとりよせ愛に溢れたキャラクターなので、役自身の思いに負けないよう情熱を持って演じたいと思います。ただ、実際に素晴らしいおとりよせ品をいただけるとのことなので、台本を読んでいるだけでニヤけています」と“役得”に笑顔がこぼれた。

そんな榎村とタッグを組んでコラボ作品を執筆することになる、明るくフェミニンでドMな美少女漫画家・中田みるくに扮(ふん)する北村は、今回のオファーについて「小説家と漫画家の2人の関係が面白くて、いろいろな芝居が楽しめそうです。そしておいしいものがいっぱい食べられそうなので、この話をいただいた時はまさに生唾を飲むような気分になってしまいました」と喜ぶ。

普段は気を遣う性格だが、おとりよせを前にするとワイルドになる中田みるくという人物に関しては、「フェミニン男子という設定なんですが…そこのさじ加減が難しそうです。漫画原作をドラマでそのまんま漫画のように安易に演じないように、実写でできることを模索してます。相手役の向井くんや監督と相談しながら、自然と役が浮き上がってくれたらなと」と、難しい役どころに意欲をのぞかせる。

作品の内容と同じく、漫画家と小説家が実際にタッグを組み、漫画と小説がリレー形式で物語が進行していくのが原作の「先生のおとりよせ」。その漫画パートを担当した中村氏は「全体的にちゃらんぽらんな内容のようでいて、その実、仕事や家族や友人のことを大切に思う心をお取り寄せでまるっとまろやかに包み込む…そんな優しく温かいドラマになっているのではないでしょうか」とコメント。

そして、小説パートを執筆した榎田氏は「かつて原作を書きながら『これテレ東さんあたりがドラマ化したらいいのに~』と思ったり、『でもな~主人公たちがこのノリだからちょっと無理か~、アハハハ』と思ってもいたのに…ドラマになっちゃいました。このドラマで皆さまのハートがホッコリし、おなかがグゥ~と鳴っちゃって、そして大切な人とおいしいものをシェアしたい気分になっていただけたら、原作者として何よりの喜びです」と待望のドラマ化に感激している。

視聴者に向けて、向井は「深夜の時間帯ではありますが、素晴らしいおとりよせがたくさん出てきます。それをつまみに飲むもよし。おとりよせに一喜一憂する出演者たちを、肩の力を抜いて笑って見ていただけたら幸いです」と述べ、北村も「水と油の関係の2人の先生の丁々発止をお楽しみください。そして毎週深夜におすすめのおとりよせを食べさせてもらいますけども、テレビの向こうの皆さんをうらやましく思わせてしまうことを心苦しく思いながら、ありがたく存分に味わいたいと思います」と呼び掛けている。

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