「国内組」は「海外組」に比べて不利?谷口彰悟が答える

アジア最終予選のサウジアラビア戦を控える31日、日本代表のDF谷口彰悟がリモートでの取材に応じた。

吉田麻也と冨安健洋が負傷で招集外となり、先日の中国戦で板倉滉と共にセンターバックで起用された谷口。その期待に応えて無失点に抑え、1日のサウジアラビア戦も先発での起用が予想されている。

谷口はJリーグの絶対王者である川崎フロンターレに所属しているが、先発が予想される11人の中で唯一海外でのプレー経験がない。そうしたなかで「国内組」「海外組」という括りに対しての考えを述べた。

谷口彰悟

今は“国内組”とか”海外組”という感じで分けて見られることは多いですね。「国内組が少ない」とか「海外組が多い」って言われますし。

ただ力があれば間違いなく代表に入れると思います。「海外にいるから代表に入りやすい」とか「国内でやっていたら代表に入りづらい」というのはそんなにないんじゃないかなと。

代表は国際試合なので、ほとんど他の国と対戦することしかありません。そういう意味では海外でプレーしている人のほうが慣れとかそういったアドバンテージはあるかもしれないですけど。

ただ国内でやっててもきちんとしたパフォーマンスを発揮していればチャンスは全然あると僕は思っています。

もちろん国内組として、チャンピオンチームのキャプテンというかそういうプライドのようなものはありますし、自分もできるんだぞっていうところを結果として証明していかないといけないという気持ちは強く思ってます。

ただ、やってる僕らはそんなに国内組だからとか海外組だからとあまり分けて考えてないというのが正直なところですね。

また記者から「国内でも能力を高められる、日本代表に招集されるポイントは何か」を問われると、谷口はこう答えた。

谷口彰悟

僕自身、代表に入り出したのが昨年くらいからで、そんなに代表経験があるほうではなかったですしなんなら呼ばれない…どうしたら呼ばれるんだろうと思ってずっとやってきました。

クラブで結果を残して良いパフォーマンスをして、代表に呼ばれるためにもっと何かを変えていかないといけない。もっとやらないと呼ばれないっていうところをずっともがいてきたというか試行錯誤しながらやってきたという自負はあります。

Jリーグで戦いながらも日本代表に入る、そして代表で試合に出るというところを目標にずっとやり続けてきました。

今の国内の選手たちも「Jリーグで出て満足」ではなくて、やっぱり代表に入りたいとか、ACLだったりそういう世界のチームと戦える準備をするっていう意味では、もっともっとやらないといけないことはたくさんあると思います。

それは自分自身ももちろんそう感じていますし、そういった中で、そういう意識というか志を持ちながらやれば国内でもしっかり成長できる、飛び抜けた存在になっていけるのかなという気はしています。

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サウジアラビア戦は、2月1日(火)の19:10にキックオフ。試合の模様はDAZNとテレビ朝日系列で放送される予定となっている。

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