宮大生と協力しLINE開設 木花まちづくり推進委

木花地域の情報を発信する公式のLINEアカウント「木花の情報ひろば」

 宮崎市木花地域の情報を幅広い世代に届けようと、同地域まちづくり推進委員会は通信アプリ「LINE(ライン)」の公式アカウントを開設した。共同運用する同市木花地域センターも行政情報の発信に利用しており、同委員会の小林正人事務局長は「さまざまな情報を多くの人に知ってほしい」と話す。
 同センターによると、両者の情報発信は回覧板が主体だが、地域の自治会加入率は低いため、未加入の学生や子育て世帯への情報提供を模索していたという。コロナ禍で回覧板が一時中止となったこともあり、LINE活用の検討を始め、昨年12月に宮崎大地域資源創成学部の学生の協力を得て開設した。
 アカウント名は「木花の情報ひろば」で、登録者は600人以上に上る。同地域のイベント、市の取り組みなどが届くほか、メニュー画面を通じて乗り合いタクシー、ごみの収集日なども調べることができる。
 今後は防災情報なども発信する予定で、同センターの河野克武主査も「地域交流のきっかけづくりとなり、コミュニティーの輪が広がってほしい」と話している。

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