新潟県上越地域の地下水位低下量などの情報をリアルタイムに提供するウェブページが運用開始

イメージ図、変動傾向のグラフなどで地下水の状況を視覚的にわかりやすく知ることができる

新潟県は、上越地域の地下水位低下量および地層収縮量の状況などの情報をリアルタイムに提供するウェブページの運用を開始した。

県では、上越地域において消雪用の地下水利用による地盤沈下被害を防止するため、観測井で地下水位などを監視し、地下水位低下量などの状況に応じて、「地盤沈下注意報」や「地盤沈下警報」を発令している。こうしたなか、地下水の水位状況などを、よりわかりやすく知ってもらい、節水に取り組んでもらえるよう、リアルタイムに情報提供することにした。

観測井の位置は、高田G2観測井(上越市栄町)。地盤沈下注意報、警報の発令状況のほか、地下水位の状況(イメージ図による現況表示)、地下水位および地層収縮量の変動傾向のグラフなどを見ることができる。

これまでは、観測井に「電話応答装置」を設置し、自動音声により地下水位、地層収縮量を知らせていたが、今後はイメージ図、変動傾向のグラフなども加わり、地下水の状況を視覚的にわかりやすく知ることができるようになるという。

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