新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で31日、新たに2人の死亡と、10歳未満~100歳代の男女7001人の感染が確認された。県内の1日当たりの新規感染者数は、過去最多となった29日の8697人に次いで2番目に多かった。
1日当たりの感染者数が過去最多の674人となった相模原市は、70代男性が死亡したと発表。男性は27日、基礎疾患の治療のために市内の病院に入院し、その際の検査でコロナの陽性が判明。無症状だったが、基礎疾患の悪化で29日に死亡した。
県所管域では、60代男性の死亡が確認された。男性は24日に陽性が判明し、30日に自宅で亡くなった。地域療養の神奈川モデルでの対応を受けていた。死因は非公表だが、新型コロナではないという。
横須賀市は18~29日に公表した13人について重複があったとして取り下げた。
このほか検査キットなどで陽性が判明し、県内で新たに自主療養したのは399人だった。自主療養者の累計は808人になった。
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県議会は31日、自民党の綱嶋洋一県議(綾瀬市選出)が感染したと発表した。30日に陽性と判明し、自宅で療養している。今年に入って県議の感染は3人目。川崎市は31日、男性市議が感染したと発表した。
在日米海軍厚木基地は31日、29日以降で基地関係者24人の感染を新たに確認したと発表した。防衛大学校は31日、10代2人、20代21人の学生計23人が新たに感染したと発表した。