食堂休業、弁当販売を増強 新店舗、春以降開店へ 道の駅みぶ

空き店舗となっている食堂

 【壬生】国谷の道の駅みぶ(みぶハイウェーパーク)の食堂が、昨年12月20日から休業している。同道の駅の開業当初から約12年間営業した「みぶのおばちゃんち」が撤退したため。同道の駅は現在、売店の弁当の種類を増やすなどして対応に当たっている。新たな食堂は、運営事業者を決定した上で今春以降にオープンする見通し。

 同道の駅は北関東自動車道にある壬生パーキングエリアに連結し、高速道路と一般道の両方から利用できる。「みぶのおばちゃんち」は、町内産の食材を使った豊富なメニューと丁寧な接客で常連客も多かったが、スタッフの人員不足などが理由で同道の駅との契約を終了した。現在、食堂は利用できなくなっている。

 その代わりとして、同道の駅は売店「みぶのやおやさん」などで販売する弁当やテークアウトメニューを増やし、キッチンカーで温かい軽食メニューも販売している。また飲食スペースとして、観光パンフレットを置く「情報交流コーナー」にテーブルと椅子を設置するなどした。

 同道の駅は新たな食堂の開店に向け、3月中に運営事業者を決定する予定。「どのような店になるかは未定だが、『おばちゃんち』のように皆さんに愛される店になるよう準備したい」としている。

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