「河野大臣なら違うましな答弁」 野党議員、堀内ワクチン担当相を批判

 「河野大臣ならもう少し違うましな答弁をするはずだ」。1日の衆院予算委員会で立憲民主党の柚木道義氏が堀内詔子ワクチン担当相の対応に怒り、前任の河野太郎氏(衆院神奈川15区)を持ち出しただす場面があった。

 新型コロナウイルスワクチンの自衛隊による大規模接種会場の始動や3回目接種の呼び掛けのテレビCMが開始されたことを受け柚木氏は「最初の受付予約が10分足らずで埋まったという大規模接種会場での次回受付の見通しを」と質問。堀内担当相の「接種のピッチを上げるべく防衛省などと調整中」との答弁に「CMまで使って呼び掛けを始めておいてその回答はないのでは」と声を荒らげた。

 「河野大臣ならそんな不誠実な答弁はしない。多少のハレーションを呼ぼうが『初回を上回る回数分で受け付けをしたい』とか『ピッチを上げる』の根拠を言いますよ」と断言。「(河野氏なら)少なくともCMを流す当日には、『次は何千回』とか見通しを明らかにするはずだ」と迫ったが、堀内担当相は「鋭意努力して検討中です」と答えるにとどまった。

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