主演 平間壮一×共演 小関裕太が恋人役に挑戦!!『The View Upstairs-君が見た、あの日-』会見レポ

ニューオリンズに実在した「アップステアーズ・ラウンジ」という同性愛者クラブで1973年に実際に起きた米国史上に残る同性愛者に対する事件の一つ“アップステアーズ・ラウンジ放火事件”を題材に、ブロードウェイ新進気鋭の若手作家、マックス・ヴァーノンが作・作詞・作曲を手がけたミュージカル「The View Upstairs」。2017 年にアメリカ、オフブロードウェイで初演、その後全米各地で上演。
2018 年にはオーストラリア、シドニーで初海外プロダクションが開幕、2019 年にはロンドン版も上演され、そしてついに2022年日本初上演。公演に先駆けて会見が執り行われた。
登壇したのは、平間壮一、小関裕太、東山義久、岡幸二郎。

まずは挨拶。
平間壮一「無事に初日が開けられる、本当に嬉しい。みんなで作りながら頑張って稽古した作品です」
小関裕太「このような時期にようやく初日を迎えられる、幕が上がるのを嬉しく思います。一年前にお話をいただき、その間にいろんな作品に出させていただき…この作品に向かっていった感じです。初日から最終日まで、しっかりと役を生きるように!」
東山義久「1ヶ月近く稽古をして初日が迎えられる、心から嬉しい。一丸となってお迎えできるように。役はいじめられっ子ですが、役が愛されるように」
岡幸二郎「ワクワクしています。曲を聴いた時点でどんな作品になるのか、初日が楽しみです。精一杯、千穐楽まで!」
意欲的な内容であるが、楽曲が多彩、平間壮一は「オープニングから〜、(自分が出ていなので)袖から見てて〜」、オープニングの楽曲は「此処が きっとパラダイス」アップステアーズ・ラウンジに集まっている人々が歌い踊る、なかなかにご機嫌なナンバー。岡幸二郎は「全シーン、音楽が本当に、オープニングからボワっと!」始まってすぐに陽気に!小関裕太は「『未来は最高』、大好き!(歌いだす、皆大笑い)」

また出演者同士のことについては、平間壮一は「東山さん、リーダーって呼ばれている方でしっかりしている、でも可愛い一面も、みんなを笑かしてくれる(本人が少々照れる)、みなさん素敵です!」また、東山義久は岡幸二郎のことを見ながら「でかい!」(本人、笑う)。それを受けて小関裕太も「ビジュアル撮影の時、『大きい!!』と。あと、素敵な場所とかすごくよく知ってる!ほんわかする優しいところ」と語った。
この物語は主人公が1973年にタイムスリップするところからストーリーが動き出すが、小関裕太は「1853年…ペリーが見たい」、日本の歴史が動いた瞬間、ペリー来航、それは見たいかも。また東山義久は「この作品のカーテンコールに行きたい」とかなり直近な未来を。また、この日は平間壮一の誕生日、1990年2月1日。「誕生日とか意識しないくらい、この作品に意識を向けてきました。今までにやったことないような作品。答えがない、人間という大きなテーマ、2時間をただ観ていただく、無駄なものを外していく作業が心地よい。受け取ってくれる方次第で全然違う。出演者もほとんどはけない。新しいことを受け取るのでは…見たまま、分からなければそれでいい、ありのままを感じて欲しいです」と締めくくった。公演は東京は13日まで。その後、大阪公演は24日から。

また、演出・翻訳・訳詞・振付をこなす市川洋二郎からコメント到着。
『The View Upstairs -君が見た、あの日-』日本初演の舞台が、いよいよ開幕します。

性的嗜好や社会的なラベリングを超越した人間の心の絆を描いたこの作品を、人と人の繋がりが希薄になりやすく不安や怒りが世界に溢れているこの時代に日本において上演する意味を、強く感じております。

この日本公演を創る過程は一筋縄では行きませんでしたが、平間さんや小関さんの若く瑞々しい才能やインスピレーション、岡さんや東山さんの重厚かつ奥行きのあるパフォーマンスに助けていただき、稽古場はとても刺激的でした。それはさながら、相反する様々な文化がぶつかり合う化学反応のるつぼの様で、そこから生まれた今回の舞台は、作品のテーマの一つでもある多様性の具現化そのものなのでは、と感じています。

この作品を通して、お客様に、誰かを愛することの意味と自分自身と向き合うことの大切さを感じていただければ幸いです。

ご来場、お待ちしております

<稽古場レポ>

<あらすじ>
現代を生きる若きファッションデザイナーのウェス(平間壮一)は、ニューオーリンズのフレンチクォーターにある廃墟と化した建物を購入する。クスリでハイになった彼が窓にかかるボロボロのカーテンを引き剥がすと、その瞬間、 活気に満ちた 70 年代のゲイバー「アップステアーズ・ラウンジ」にタイムスリップしてしまう。そこは、まだ同性愛が罪であった時代に強い絆で結ばれた”はみ出し者” たちの拠り所であった。様々な事情を抱えた彼等と触れ合い、時に厳しい 70 年代の現実を体感する中で、人と人の絆の意味を学んでいくウェス。
パトリック(小関裕太)という青年との間にも、ささやかな恋が芽生えていく。だが、やがて「アップステアーズ」の秘密が明かされる「その時」が訪れるのだった…。

<CAST>
ウェス:平間壮一
パトリック:小関裕太

バディ:畠中 洋
イネズ:JKim
フレディ:阪本奨悟
ヘンリ:関谷春子
リチャード:大村俊介(SHUN)
警官・不動産業者 ほか:大嶺 巧

デール:東山義久

ウィリー:岡幸二郎

<概要>
ミュージカル『The View Upstairs-君が見た、あの日-』
【東京公演】 2022年2月1日(火)~2月13日(日) 会場:日本青年館ホール
【大阪公演】 2022年2月24日(木)~2月27日(日) 会場:森ノ宮ピロティホール
脚本・作詞・作曲:Max Vernon
演出・翻訳・訳詞・振付:市川洋二郎
企画・製作:アミューズ
【オフィシャルサイト】https://theviewupstairs.jp/
【オフィシャルTwitter】@viewupstairs_jp

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