プロ野球解説者・山本昌が選ぶ守備No.1投手は?

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東海ラジオ『大澤広樹のドラゴンズステーション』(月~金17:15~19:00)1月28日のコメンテーター山本昌氏が、リスナーからの質問に答えて、守備が一番うまいと思う投手の名前を挙げた。それは「浅尾拓也(現中日2軍投手コーチ)」だ。

前日の番組コメンテーターが井端和弘氏で、井端氏は、三井ゴールデングラブレジェンズに選ばれた。その話の流れを受けて、リスナーから「山本昌さんがこれまで見てきた中で、投手のNo.1の守備は誰?」という質問が来た。そして、山本氏は「浅尾拓也」と答えた。

浅尾コーチは、2011年にゴールデングラブ賞を受賞している。山本氏は「中継ぎ、リリーフで選ばれた投手は、まず、いない。彼の連係プレーは世界で一番速いと言っていい。バント処理もすごい。ボールを取ってからの体の切り返しも速いが、ボールのところに行くまでが速い」と高く評価した。

続けて山本氏は「自分だったら、1塁に俊足ランナーがいたら、強めの送りバントでも、2塁ホースアウトは諦める。しかし、浅尾だったら、2塁のかなり手前でアウトにする、それぐらいの守備力があった。僕にあの守備力があったら、あと10勝ぐらいできたかも」と話した。

さらに山本氏は、自身の話に触れ「1990年台に最多勝を3回も獲ったのに、1回も(ゴールデングラブ賞に)選ばれていないという“悲惨な状況”にある」と自嘲気味に語り、そして「そこには理由があって、今回ゴールデングラブレジェンズに選ばれた桑田真澄さん、それから斎藤佑樹さん、この2人がほぼ(ゴールデングラブ賞を)受賞されている。これに関しては、自分がとれなかったことは、しかたないことなのかなあと思う」と続けた。

また「自分は体が大きくて、バタバタしているように見えるからか、イメージがよくない。それで、投票する記者の印象がよくなかったのかも。最多勝を3回獲ったんだから、2回ぐらい選ばれていてもいいと思うんだが…」と話しているうちに悔しさが増してくるようだった。

ただ、山本氏は、浅尾氏の守備練習について「ギャンブル(=間に合わないかもしれない2塁や3塁へ投げる)練習をしていた。あれぐらい練習でやっていると、試合では余裕で(2塁や3塁へ)投げられる。試合では、より慎重になる中で、練習の成果を出していた」と明かした。そして「彼が先発で2ケタ勝っていたら(ゴールデングラブ賞を)毎年受賞していたかも」と続けた。

大澤広樹のドラゴンズステーション

放送局:東海ラジオ

放送日時:毎週火曜~金曜 17時15分~19時00分

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