ライトスミス・グループ、気候変動からの回復力と適応に特化した初のファンドとなる1億8600万ドルのグロースエクイティ気候ファンドを組成

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 世界的なサステナブルプライベートエクイティ企業であるライトスミス・グループ(「ライトスミス」)は、ライトスミス・クライメート・レジリエンス・パートナーズSCSp RAIF(「ライトスミス・クライメート・レジリエンス」または「当ファンド」)が出資約束額1億8600万ドルの組成を完了したことを発表します。ライトスミス・クライメート・レジリエンスは気候変動からの回復力と適応に特化した初のプライベートエクイティファンドとして、気候変動の影響に対処する成長段階の技術企業に投資するものです。当ファンドには、PNCインシュアランス・グループ、ロックフェラー財団、Kinneret Group、キャップロック・インパクト・パートナーズに加え、緑の気候基金(GCF)、欧州投資銀行、アジアインフラ投資銀行、ドイツ連邦経済協力開発省(BMZ)を代表するKfW、北欧開発基金、ルクセンブルグ政府を含め、世界各国の有力投資組織が結集しています。

ライトスミスの創業パートナーであるJay KohとSanjay Wagleはそれぞれ、カーライル・グループとバンテージポイント・キャピタル・パートナーズに加え、米国国際開発金融公社(DFC)、国際金融公社(IFC)、米国エネルギー省、ニューヨーク・グリーン・バンクで20年以上の直接投資の経験を有しています。ライトスミスの世界的な投資チームは、ゴールドマン・サックス、トゥルー・ノース・パートナーズ、ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア、IFC、US DFCでの経験を生かしています。ニューヨーク州の前エネルギー・金融担当議長であるリチャード・カウフマンが、ライトスミス・クライメート・レジリエンスの投資委員会の議長を務めています。

ライトスミス・クライメート・レジリエンスは、現時点で1700億ドル以上と推定されるTAM(獲得可能な最大市場規模)を持つ気候変動の物理的影響の拡大に対処できる技術を持つ成長段階の企業に投資しています。気候政策イニシアチブ(CPI)は、ライトスミス・クライメート・レジリエンスが気候変動からの回復力に特化した初のプライベートエクイティファンドであると結論づけ、これまで気候変動への適応を対象とした民間投資は年間5億ドル未満であったと報告しています。

ライトスミス・クライメート・レジリエンスは、節水とスマートな水管理、回復力のあるフードシステム、農業分析、地理空間インテリジェンス、サプライチェーン分析、大災害リスクモデリングおよびリスク移転という6つの初期技術分野に取り組みます。ライトスミス・クライメート・レジリエンスは、企業による規模拡大を支援するに当たり、企業やコミュニティーが気候変動に適応できるようにするための自社技術を適用し、国際的に、特に新興市場で事業を拡大するとともに、ライトスミスの企業や政府との世界的ネットワークと連携できるようにします。ライトスミス・クライメート・レジリエンスはこれまで、無理なく手に入れられる飲料水を太陽光と空気から生成するオフグリッドソリューションを持つ水利用技術企業のソース・グローバルと、インドを拠点とする農業・食品サプライチェーンサービス企業として物理的な自動化技術とデジタル技術を応用して、食品廃棄物の削減と農業生産高の向上に取り組むウェイクール・フーズに投資を行いました。

ライトスミス・クライメート・レジリエンスは、世界的な環境・社会・ガバナンス(ESG)基準を順守し、インパクト評価システム(IMS)を通じてインパクト評価を提供しながら、経済的見返りを提供することに傾倒しています。

カウフマンは、次のように述べています。「ライトスミス・クライメート・レジリエンスは、気候変動の影響に対する解決策への投資に特化した初のプライベートエクイティファンドです。ライトスミスは、直接投資と気候変動の分野における独自の経験を兼ね備えたチームを編成し、世界の有力投資家に気候変動からの回復力に投資をしてもらう確約を取り付けました。」

Kohは、次のように述べています。「気候変動からの回復力に対処するための技術は、見過ごされている数十億ドル規模の投資機会であり、この機会は今後もまさに拡大を続けるでしょう。気候変動に関連した干ばつ、農業ストレス、サプライチェーンの混乱の増加は、これらのリスクを理解するためのデータと分析に対する需要、そしてこれらを管理するためのソリューションに対する需要を促進するでしょう。」

Wagleは、次のように述べています。「投資家として、私たちは将来について確実なことはほとんど知りません。ひとつ知っていることは、気候変動に対応するためのスマートなソリューションを持つ企業は、今後ますます需要が高まるということです。気候変動からの回復力に対処するためのソリューションに投資することで、企業、地域社会、個人に、経済的見返りと現実的利益の両方をもたらすことができます。気候変動からの回復力に対処するための技術は、投資家にとっても、私たちすべてにとっても、チャンスなのです。」

ライトスミス・クライメート・レジリエンスは、気候金融のためのグローバルイノベーションラボ、北欧開発基金、地球環境ファシリティー、コンサベーション・インターナショナル、国際気候金融アクセラレーター(ルクセンブルク)の支援を受けて開発された投資戦略(気候回復力・適応のための金融・技術移転ファシリティー(CRAFT)と呼ばれる)に基づくものです。

2010年に国連気候変動枠組条約に基づき194カ国が設立したGCFは、4600万ドルの出資を約束し、ライトスミス・クライメート・レジリエンスに対する最大の投資組織となりました。世界有数の民間市場インパクト投資マネジャーであるペガサス・キャピタル・アドバイザーズはGCFの認定組織として、その出資約束金を管理しています。緑の気候基金のヤニック・グレマレック事務局長は、「GCFは、CRAFT戦略で投資を行うことを非常に誇りに思います。GCFの触媒的投資は、気候適応のための初の民間投資ファンドに本腰を入れて取り組むことで、民間部門の技術の途上国への移転を加速させ、気候適応の取り組みと回復力を高めるとともに、COVID-19の世界的流行病からのグリーンリカバリーを促進することになります。これは状況をがらりと変えるものであり、民間部門が適応のための資金を集め、複雑な気候変動の課題に対する革新的な解決策を提供する上で果たすことのできる役割を見事に示す例です」と述べています。

ライトスミス・グループについて

ライトスミス・グループは、極めて重要な社会的ニーズに対処する企業に投資するサステナブルプライベートエクイティ企業です。ライトスミスは、エネルギー、水、食料・農業、気候変動からの回復力という分野で、技術依拠型ビジネスのサービスやソリューションを提供する成長段階の企業に投資しています。ライトスミス・グループの詳細情報については、www.lightsmithgp.comをご覧ください。

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