きょう2日(水)は冬型の気圧配置が強まり、全国的に冷たい北風が吹きそうだ。日本海側では雪や雨が降り、山陰や北陸では雷を伴う所もある見込み。太平洋側は、東海や近畿周辺で朝まで雲が広がったり、雪や雨の降る所があるが、昼間は広く晴れて空気の乾燥が続きそうだ。

日本海側は雪や雨

　山陰から北の日本海側は雪や雨で、雷を伴う所もあるため、落雷や突風に注意が必要になる。日中は降り方が弱まり、山陰や近畿北部では止む所が多いが、北陸から北の日本海側は上空に新たな寒気が流れ込む影響で、今夜以降、再び雪の降り方が強まり、吹雪で見通しが悪くなったり大雪になる所もある見込み。交通障害や電線などへの着雪、多雪地帯ではなだれにも注意が必要だ。

太平洋側は冬晴れカラカラ

　東海や近畿周辺では、朝まで雪がちらついたり雨のぱらつく所があるが、日中の太平洋側は晴れる所が多く、空気の乾燥が続く見込み。広範囲に乾燥注意報が発表され、さらに、きょうは北寄りの風が吹くために火が燃え広がりやすくなるおそれがある。火の取り扱いに注意し、外出の際は火の元の確認を忘れないようにしたい。

全国的に風冷え　暖かい服装で

　今朝は冷え込みが少し緩んだ所もあるが、日中にかけては気温の上がり方が鈍い。
　最高気温はきのうと同じか低い所が多く、関東から西日本でも10℃前後の予想。風が冷たく感じられる所が多いため、風を通さないような暖かい服装を心掛けたい。

冬型続く　週末はさらに強い寒気

　週末にかけて冬型の気圧配置が続き、立春の4日(金)以降、6日(日)にかけては上空に強い寒気が流れ込むため、日本海側では雪の降り方が強まり、東海から西の太平洋側にも雪雲が流れ込む可能性がある。全国的に一段と寒くなりそうだ。
　また、沖縄はぐずついた天気が続き、あす3日(木)は前線の影響で激しい雷雨になる所がある見込み。

（気象予報士・海老原美代子）