8割が消えてしまった東京の本屋が一念発起!YouTube チャンネル開設

2022/2/1
東京都書店商業組合

東京都書店商業組合(理事長・矢幡 秀治)は加盟書店を紹介する動画を企画・制作し、YouTubeチャンネルを開設しました。普段は無口な街の本屋の生の声を発信します。

そのほか、このほど「塞王の楯」(集英社)で直木賞を受賞した歴史小説家・今村翔吾さんのインタビューや、モデル・トラウデン直美さんが語る「本屋の魅力」など、新作動画も続々配信していきます。

今村翔吾さん

トラウデン直美さん

YouTube チャンネル

「東京の本屋さん~街に本屋があるということ~」

チャンネル開設日:2021年10月27日

チャンネルの企画・運営:東京都書店商業組合

TEL : 03-3291-0853 / FAX : 03-3294-7230

https://www.youtube.com/c/tokyo-shoten

書店紹介動画1書店紹介動画2書店紹介動画3

「地元の商店街から本屋が消えた」――

出版不況のキーワードとともに、書店の衰退が、新聞・テレビ等で報道されています。その状況を打破すべく「アナログの象徴」である中小書店店主たちが、一念発起。書店の魅力をアピールするため、YouTube チャンネルを開設しました。いつも利用している本屋の独自のサービスや知られざる歴史を始め、街の本屋をあまり利用しない人に向けても新たな魅力を発信します。

8割も消えてしまった東京の本屋さん

今から25 年ほど前までは、東京に限らず全国の至る所に「街の本屋」がありました。インターネット通信網のない時代、本屋にある雑誌や書籍は重要な情報源。日々の買い物や通勤通学で気軽に立ち寄れる本屋が生活の一部に溶け込んでいましたが、「書店の大型化」や「EC販売」へ移行したことで、買い物弱者にとって本が遠い存在になりつつあります。

東京都書店商業組合について

東京都にある中小書店(街の本屋)を中心に組織しています。2022年1月時点の組合店舗数は287店。1984年の1426店のピークから8割減少しました。ネット通販など書店以外の販売ルートが増えるとともに、個人のインターネット利用時間の増加による活字離れも進み、街の本屋は閉店を余儀なくされています。

東京都書店商業組合加盟店舗数

公開済み動画抜粋(2022年1月10日時点)

※本事業は東京都中小企業団体中央会より委託を受け、東京都書店商業組合が中小企業新戦略支援事業(団体向け)に係る特別支援『新しい日常対応型業界活性化プロジェクト』を活用して運営しています。