低く、強い送球を意識させるのが狙い
日本ハムの新庄剛志監督は2日、タピックスタジアム名護で行われている1軍キャンプを指導。自身考案の「特設メニュー」を披露した。
グラウンドに登場したのはフラフープ。これにロープをつけて高さ3メートル弱の位置に設置した。ボールをこの中に通す遠投をさせることで、より低く、強い送球を意識づけさせるのが狙いだ。この日は70メートル前後の位置にバットを立て、選手の肩の強さを把握する狙いもあった。五十幡や郡といった若手がここを超え、集まったファンに拍手を受けた。
朝は陸上十種競技の元日本王者でタレントの武井壮氏を招き、選手に歩き方から指導。小さな部分から選手の意識を変えていこうとしている。
球場入りの際には、金色の特製ノックバットを手にしていた。守備強化にかける思いが表れたかのような1日だ。(羽鳥慶太 / Keita Hatori)