県立高の特色選抜出願1.74倍 宇都宮中央が最高の4.92倍

県立高全日制特色選抜の出願状況

 栃木県教委は1日、2022年度県立高全日制入試の特色選抜出願状況を発表した。1月31日と2月1日に願書を受け付け、前年度比106人減の4773人が出願した。募集定員は2744人で、倍率は0.08ポイント減の1.74倍。14年度入試で特色選抜が導入されてから、最も低い倍率となった。

 特色選抜は58校114系・科で実施する。学科別の出願人数は普通科・総合学科が2940人、専門学科は1833人だった。22年度入試から入学願書の性別欄を廃止したことに伴い、男女別の内訳は公表されていない。

 倍率が3倍以上となったのは前年度比2校1系・科減の5校6科。最高は今春開校する宇都宮中央高普通科の4.92倍だった。1倍未満は3校3科増の7校7科となった。海外特別選抜は30人が出願した。

 特色選抜の面接や作文などは2月7、8日に実施し、合格内定者は同14日に通知する。

 県立特別支援学校宇都宮青葉高等学園の出願状況も発表。出願者は前年度比6人増の80人で、募集定員80人に対し倍率は1.00倍だった。

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