獅子舞でコロナ退散 春節の横浜中華街「収束後に来て」

春節のお祝いとコロナ収束の願いを込めて披露された中華獅子舞=横浜市中区の横浜中華街(立石 祐志写す)

 中華圏の旧正月「春節」を迎えた1日、横浜中華街発展会協同組合は横浜中華街(横浜市中区)や周辺地域の計8カ所で、春節祝賀と新型コロナウイルス感染症の退散を願う「W祈願獅子舞」を実施した。感染急拡大を受け、今年の春節行事の大半は中止や延期に。「密」を避けるため、獅子舞の事前告知も行わなかったが、通行人らがつかの間の祝賀ムードを楽しんだ。

 春節イベントに合わせて獅子舞を中華街以外で披露するのは初めてといい、発展会の石河陽一郎専務理事は「まずは春節の文化を知ってもらい、コロナ収束後に思い出して中華街に来てほしい」と話した。

 このほか、市内11カ所に設置された色彩豊かな「ランタンオブジェ」を巡るスタンプラリー(15日まで)などを実施している。

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