核兵器禁止条約 締約国会議延期 広島

3月に開かれる予定だった核兵器禁止条約の締約国会議が延期されることが分かりました。被爆者からは懸念の声が上がっています。

締約国会議はウィーンで3月22日から24日の日程で開かれる予定でした。

しかし、議長国のオーストリア外務省によりますと、新型コロナの感染拡大で旅行制限が厳しくなり、各国代表団の参加が難しくなったとして、今年半ばに延期することを決めたということです。

会議の延期は去年8月に続き2度目です。

広島市の松井市長は「安全のための決断と受け止めていますが大変残念」、広島県被団協の箕牧理事長は「NPT再検討会議も延期され核軍縮の停滞が懸念される」とコメントしています。

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