学生寮を経営する(株)橘が破産 新型コロナ感染拡大の影響で入寮者が大幅に減少

※画像は実際の企業と関係はありません

 (株)橘(TSR企業コード:291360629、法人番号:1011001013757、新宿区西新宿8-11-10、登記上:渋谷区代々木3-26-2、設立1976(昭和51)年11月、資本金1000万円、倉持泰之社長)は1月26日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には波里好彦弁護士(TMI総合法律事務所、港区六本木6-10-1、電話03-6438-5511)が選任された。
 負債総額は債権者291名に対して6億9459万円。

 一般学生向けに東京、神奈川、埼玉で学生寮「橘・学生会館」を7棟経営し、2006年3月期には売上高約7億9700万円をあげていた。しかし以降は、入寮者数の減少などから減収傾向で推移し、2021年3月期の売上高は約4億2000万円に落ち込んだ。また、「新型コロナウイルス」感染拡大の影響により、入寮手続者数が大幅に減少。資金繰りがひっ迫し、2021年12月末に事業停止していた。
 なお、当社の学生寮を利用していた学生は既に退寮済みとなっている。

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