ソニー、PVM-X3200/X2400/X1800用アップデートファームウェア公開

ソニーは、プロフェッショナルモニター「PVM-X3200」「PVM-X2400」「PVM-X1800」に対応する

アップデートファームウエアVer.3.01

を公開した。

適用可能なファームウェアはPVM-X3200はVer.2.00、PVM-X2400とPVM-X1800はVer.1.04としている。アップデート内容の詳細は以下の通り。

(以下、リリースノートより引用)

  • カラーガマットスコープ:CIE1931色度図上で、ITU-R BT.709の色域及びDCI-P3の色域に色が収まっているかを確認できるスコープ機能。
  • フォルスカラー:入力信号の信号レベルをフォルスカラー(偽色)で画面上に表示する機能。Preset1にはソニーのシネマカメラVENICEと同等の設定を採用。プリセットの信号レベルの上下限値及び偽色の選択は自由に変更可能。
  • カメラフォーカス:輪郭強調により、円滑なフォーカス操作を補助する機能。ソニーのカムコーダーPXW-FX9と同等の設定をプリセットに採用している。被写体に合わせて、周波数や輪郭の設定を変えることが可能。
  • キャリブレーション機能対応:他社製プローブ及びWindows PC、無償配布のキャリブレーションソフトウェアMonitor AutoWhiteAdjustment Ver.1.7を使用して、PVM-X3200 / X2400 / X1800の色温度を調整可能。
  • 設定コピー:画面サイズに関係なく、USBメモリーを介して、PVM-X3200 / X2400 / X1800の設定を同シリーズ間でコピーできる。自分の設定を保存コピーすることにより、個体を変えた時の設定時間を短縮するという使い方にも有用としている。
  • ブラックディテールロールオフ設定対応:各ブラックディテールの輝度レンジ内に、高輝度部を収めることにより暗部と全体的な色調を確認する設定。
  • HDR-SDR変換のトライアルライセンス対応:ソニー独自のHDR-SDR変換及び3D LUTを信号に適用し、4KプログレッシブからHDインターレース信号等へ変換し、拡張SDI出力から出力する機能を検証する用途に使えるトライアルライセンス。新規購入、もしくはアップデート後約240時間経過するまで有効。有効期限後の継続使用にはPVML-HSX1を購入する必要がある。
  • スコープとメニュー画面の同時表示:オンスクリーンメニュー表示時に、ウェーブフォームモニター、ベクトルスコープ、カラーガマットスコープを同時に表示可能に改善。

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