外国人は”褒め上手”!元外資系CAがインターナショナルな職場で学んだ「褒める」5つのコツ

毎日誰かを褒めていますか?

皆さまは、同僚や部下、先輩や上司を褒めていますか?

 

筆者が外資系航空会社で国際線のCAとして働いていた時、外国人社長秘書として働いていた時、恥ずかしくなってしまうほど毎日褒められていました。

 

「お客さまに声を掛けられた時の笑顔が良かったよ」

「メールの返信が早くて安心するよ」

 

どれも小さなことですが、褒められるって嬉しいことですよね。

 

褒められることによって、

・自分自身が気づいていない自分の「良い点」に気づくことができる

・モチベーションが上がる

・自信がつく

などなどたくさんのメリットがあります。

 

円滑な人間関係のため、部下や後輩の成長のため、ぜひ褒め上手になりましょう。

 

ここでは筆者がインターナショナルな職場で学んだ、褒め上手になるコツ5つをご紹介いたします。

 

 

1 見逃さない

普段からまわりをよく見ておくことが大切です。

頑張っているのに褒めてもらえないとやる気がなくなってしまいますよね。

 

もちろん、褒めてもらうために働いているわけではありません。

けれど、たった一言褒めるだけでモチベーションが上がり良い結果が生まれるのであれば、惜しみなく褒めましょう。 

 

 

2 他人と比べない

成長のスピードはひとりひとり違います。

 

「行きのフライトより今の方が、キャビンを歩くときの速さがお客さまを意識した速さになっていて良いね」

「髪の毛のまとめ方が上手になったね、とても綺麗」

 

など、その人が「以前と比べてどうか」という視点で褒めましょう。

 

褒められた方は「自分を見てくれている」と感じるので、それだけでも嬉しいですね。

 

 

3 具体的に褒める

何がどのように良いのか、どのように良くなったのかを具体的に伝えましょう。

自分の良い点を理解する=成長、につながります。

 

「綺麗です」は、「姿勢が良いので立ち姿がとても綺麗です」

「良い声です」は、「機内アナウンスでは思わず聞き入ってしまう落ち着いた良い声ですね」

 

など、具体的に言葉にすることで、褒められた人は自分の強みに気づくことができます。

 

また、そうすることで社交辞令で褒められていると思われることもなくなります。

 

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4 一緒に喜ぶ

 いくら褒めても無表情では伝わりません。

「一緒に喜んでくれた」=嬉しい=やる気になります。

 

笑顔、拍手、ジェスチャーを大げさなくらい使ってください。

 

部下や後輩が相手なら、「あなたが成長してわたしも嬉しい!」という気持ちを伝えましょう。

 

5 場所とタイミングを選ぶ

できるだけ、すぐに褒めましょう。

褒める対象となる行動を本人が覚えているうちに褒めるのがベストです。

 

けれど、人前で褒められるのが嫌な人もいるので注意しましょう。

場所を考えることも重要です。

 

どんなにすぐに褒めたくても、接客業ではお客さまの前ではいけませんね。

筆者の場合、例えばフライト中なら、サービスとサービスの間に一言かけていました。

 

いかがでしょうか。

 

日本人は面と向かって褒めるのを照れくさいと感じてしまう方も多いかもしれませんが、褒めた方も褒められた方も気持ちが良くなるので、ぜひ意識してみてください。

 

 

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