新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は2日、県所管域で2人が死亡し、新たに10歳未満～90代の男女1521人の感染が確認されたと発表した。中等症が2人で、ほかは軽症か無症状。1107人が感染経路不明だった。
亡くなった2人は湯河原町の80代男性と、横浜市の80代男性。湯河原町の男性は、クラスター（感染者集団）が発生している県小田原保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設の入所者で、1月29日に陽性が判明した。血中酸素飽和度が低下するなど症状が悪化したため、医療機関に救急搬送されたが、30日に新型コロナで亡くなった。基礎疾患があった。
横浜市の男性は31日に自宅から救急搬送され、同日亡くなった。基礎疾患があり、死因は多臓器不全とみられる。
新たなクラスターも県厚木保健福祉事務所管内の病院で発生。入院患者8人の感染が確認された。
宿泊施設や自宅での療養者数は1日現在で5万79人となり、初めて5万人を超えた。
このほか、県は県内で新たに1032人が自主療養したと発表した。自主療養者の累計は1840人になった。
