【新型コロナ】川崎で2031人感染、2人死亡 休園の保育所16施設一覧も

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は2日、いずれも市内に住む80代と70代の男性2人の死亡と、市内外に住む10歳未満~100歳代の男女2031人の感染が新たに確認された、と発表した。市は、感染者全員の症状を調査中としている。1803人の感染経路が不明だった。感染経路が判明している人のうち、家庭内感染は188人、陽性者との接触は40人だった。

 市によると、死亡した2人は、いずれも新型コロナ以外の症状で入院していたところ、病院内のクラスター(感染者集団)で感染した。80代男性は昨年12月29日に市内の病院に入院。1月10日に陽性が判明し、31日に死亡した。死因は新型コロナウイルス感染症で、糖尿病の基礎疾患があった。ワクチン接種歴は不明という。

 70代男性は、昨年10月27日に市内の病院に入院した。1月25日に陽性が判明した後、市内の別の病院に転院し、2月1日に死亡した。死因は新型コロナウイルス感染症で、胆のう炎の基礎疾患があった。ワクチンは未接種だった。

 幸区のグループホームで、80代と90代の男女の利用者4人の感染が確認され感染者は計5人となり、市は新たなクラスターと認定した。

 感染者全体の年代別は、40代369人、30代353人、20代345人、10歳未満316人、10代252人、50代195人、60代89人、70代60人、80代41人、90代10人、100歳代1人だった。

 居住地別では、川崎区369人、多摩区338人、宮前区286人、麻生区256人、高津区237人、中原区224人、幸区152人、市外169人だった。

 川崎市は2日、関係者の陽性が判明した市内の保育所16施設を2日から当面の間、臨時休園すると発表した。当該施設は次の通り。

 ▽川崎おおぞら保育園(川崎区)▽アスク東門前保育園(川崎区)▽パピー保育園(川崎区)▽川崎コスモス保育園(川崎区)▽新川崎みらいのそら保育園(幸区)▽ぶれあ保育園・川崎南幸町(幸区)▽アスク新丸子保育園(中原区)▽babyhome(中原区)▽こどもの森保育園(中原区)▽保育ルームCloverコスギタワー園(中原区)▽保育所ちびっこランド新城園(中原区)▽てりは保育園たかつ(高津区)▽ヴィラまなびの森保育園宮崎台(宮前区)▽みなみすがお保育園(宮前区)▽明日葉保育園鷺沼園(宮前区)▽のらぼう愛児園(多摩区)

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