韓国サムスン物産、ベトナムで6百億円規模の発電所建設を受注...昨年海外で計8千億円規模実績

ベトナム投資が活発なサムスングループだが、今回はサムスン物産がベトナムで約600億円規模の発電プロジェクトを受注した。

参考記事:ベトナム警察が国際手配中の16歳韓国人を悪質性犯罪で逮捕→韓国に引き渡しも「釈放と同じ」ネット民

サムスン物産建設部門は、ベトナム国営石油ガスグループ(Petro Vietnam)の子会社ペトロベトナム電力が発注したニョンチャック(Nhon Trach)3、4号機複合火力発電プロジェクトを受注したと2日明らかにした。

今回のプロジェクトは、ベトナム政府が発注した最初の高効率ガス複合火力発電プロジェクトで、ホーチミン東南側23kmの距離に位置するオンケオ工業団地内に建設する1600MW(メガワット)級高効率ガス複合火力発電所を建設する事業である。

サムスン物産はベトナム建設会社リラマ(Lilama)とコンソーシアムを構成し、ガスタービンとスチームタービン、熱回収ボイラー各2基をはじめとする変電所及び送電線路を建設する予定だ。総工事金額は8億3500万ドル(約956億円)規模であり、このうちサムスン物産の工事金額は5億1000万ドル(約584億円億ウォン)で工事を主導する。

サムスン物産は、特にベトナム初のLNGターミナルプロジェクトである「Ti Vai LNGターミナル工事」を成功裏に進め、現地で認められた技術力とパートナーシップをもとに、競争力のある入札提案を通じて今回の受注に成功した。 Thi Vai LNGターミナルは今年発電所と70km離れた地域に建設されており、完成後は発電に必要なガスを供給する予定だ。

これとともに、インドネシア最大の複合火力発電所であるジャワ(JAWA)1プロジェクトとバングラデシュ・メグナガット、マレーシアフライ、シンガポールGMR複合火力発電など東南アジア地域をはじめ、グローバル市場で多数の複合火力発電プロジェクトを遂行しながら積み重ねてきた経験とグローバル能力また今回の受注成功の基礎となった。

ベトナム政府は昨年「第8次ベトナム国家電力開発計画」を通じて2030年までに電力網の拡充に1000億ドル以上を投資する計画だと明らかにしたことがあり、今後発注が予想されるベトナム内複合火力発電関連事業にサムスン物産の参加がさらに拡大する見通しだ。

サムスン物産はベトナムが環境に配慮した国家電力開発計画に沿って複合火力発電中心のエネルギー転換が進行中で、今回の受注を通じて今後ベトナム内の複合発展及びLNGターミナル連携事業の参加をさらに拡大していく計画だと説明した。

サムスン物産は昨年UAE超高圧直流送電、カタールLNGターミナルなど超大型プロジェクトを中心に海外で計70億ドル(約8000億円)を受注したのに続き、今回のベトナム受注でさらに海外での事業基盤を強化している。

参考記事:韓国元軍人「ベトナム虐殺、隊員は武勇伝のように語った」「罪悪感や処罰なかった」

参考記事:韓国紙「ベトナムは韓国産シャインマスカットが人気」「しかし中国産が15分の1価格で販売開始…」

参考記事:現代自動車、ベトナム市場で販売首位 2位トヨタを上回る

© 合同会社WTS研究所