F1チャンピオンに輝いたフェルスタッペンがローレウス賞にノミネート。チーム部門にはメルセデスも

 現F1世界チャンピオンのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、名誉あるローレウス賞のスポーツマン・オブ・ザ・イヤー部門の著名な候補者のひとりとなった。同賞は今春に授与されることになっている。

 昨年12月の劇的な最終戦アブダビGPで世界タイトルを獲得したフェルスタッペンは、NFLの伝説トム・ブレイディ、サッカー選手のロベルト・レバンドフスキ、テニス選手のノバク・ジョコビッチ、水泳選手のケーレブ・ドレッセル、陸上選手のエリウド・キプチョゲといった傑出したアスリートたちとともに候補者に選ばれている。

 フェルスタッペンは、ローレウス賞にノミネートされた唯一のF1関係者ではない。2021年にコンストラクターズタイトルを獲得したメルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チームが、チーム・オブ・ザ・イヤー部門にふたたびノミネートされている。

2021年F1第22戦アブダビGP メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム

 モータースポーツ界のエリートのなかからノミネートされているもうひとりのメンバーは、6度のMotoGPチャンピオンのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)だ。彼はカムバック・オブ・ザ・イヤー部門の候補者になっている。

 マルケスは新型コロナウイルスの影響を受けたMotoGPの2020年シーズンのほとんどを欠場せざるを得なかった。彼はシーズン初めの第2戦スペインGPで転倒を喫して右上腕骨を骨折し、3度の手術を受けなければならず、第3戦以降のすべてのレースを欠場した。28歳のマルケスは、2021年シーズンの第3戦ポルトガルGPでレースに復帰し、6月にザクセンリンクで開催された第8戦ドイツGPではセンセーショナルな勝利を収めた。

2021年MotoGP第8戦ドイツGP マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が優勝を飾る

 アブダビでフェルスタッペンに敗北を喫した7度のF1世界チャンピオンであるルイス・ハミルトンは、2020年にローレウス・スポーツマン・オブ・ザ・イヤー賞を受賞している。また2021年には、人種間の平等と多様性を促進するための継続的な努力に対し、ローレウス・アスリート・アドボケイト・オブ・ザ・イヤー特別賞が与えられた。

 2022年ローレウス・スポーツアワードの各部門の受賞者たちは、今春に実施予定のオンラインイベントで発表される。

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