東急線・みなとみらい線連絡割引定期券 3月12日から値上げ コロナ感染拡大で利用者減少

写真左から、みなとみらい線、東急東横線(資料写真)

 東急電鉄(東京都)と横浜高速鉄道(横浜市中区)は3日、東急東横線とみなとみらい線(MM線)の直通運転の利用者が使う「東急線・みなとみらい線連絡割引定期券」を3月12日発売分から値上げすると発表した。通常の定期券より1~2割引きされていたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う利用者の減少を受け、割引率を変更した。

 対象は通勤定期券。約1割引きだった1、3カ月定期券は東横線、MM線それぞれの定期券を購入して合算した場合と同じ金額となり、6カ月定期券は現行の約2割引きから約1割引きに。渋谷-元町・中華街間は現行1カ月1万6330円が1万8140円、6カ月7万7830円が8万6460円となる。通学定期券の割引率は変わらない。

 「東急線・みなとみらい線連絡割引定期券」は、2004年のMM線開業時、直通運転の利用促進のために割安価格で導入された。東横線のみ、MM線のみの各定期券の発売額に変更はない。

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