世界初!コロナ禍で注目「空中ディスプレイ」で”非接触” 広島の企業が開発

近未来が舞台の映画などで空中に映し出された画面を操作する場面を見たことはありますか?

世界で初めて広島の企業が開発したこの技術。コロナ禍の今、注目が集まっています。

2月1日、コンビニ最大手のセブンイレブンが都内の店舗に試験的に導入したセルフレジ。

空中に浮かび上がった画面にタッチすることで操作できます。

コロナ禍の今、高まる「非接触」のニーズにこたえるこの技術。実は、広島の企業が開発したんです。

古武家朋哉記者「こちらの機械、横から見るとここには何もないんですが、正面から見ると目の前に映像が浮かび上がってきているんです」

「空中ディスプレイ」と呼ばれるこの技術は特殊な反射板を使って、何もない空間に映像を浮かび上がらせることができます。

この技術は2011年には開発されていましたが、コロナ禍になった2年前から「非接触」という点に注目が集まり、国内外でさらに需要が伸びたとそうです。

アスカネット海外営業 山本和宏さん「銀行のATM、企業の受け付け、ホテルのチェックインとして使われることが多いと思います」

海外ではエレベーターの操作盤にも活用されています。

県内でも広島銀行本店で、この技術を使ったATMが試験導入されています。

アスカネット海外営業 山本和宏さん「コロナ禍において物に触れるということにナーバスになりがちかなと思いますが、弊社の空中ディスプレイを使うことでより安心して生活を送ることができるのではないかと思います」

今後は360度どこからでも見ることができるよう改良していきたいといいます。

アスカネット海外営業 山本和宏さん「映画の中で見たような世界というのを実現させるようなものを今後開発していきたいなと思っております」

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