【新型コロナ】横浜市、濃厚接触者「園長が特定を」 保育所の休園急増、早期再開へ時限的措置

横浜市役所

 新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて、横浜市が保育所などで感染が確認された場合の「濃厚接触者」に誰が該当するかを、施設側で特定するよう求める通知を出していたことが3日、市関係者への取材で分かった。県内自治体では初めてとみられ、逼迫(ひっぱく)している保健所業務の一部を施設側が代行することで、臨時休園などからの早期再開を図る狙いがある。

 市関係者によると、通知は1日付。オミクロン株の急拡大により保育所などの保育教育施設で臨時休園が相次ぐ中、休園が長引くと社会機能の維持に支障が出かねないため、時限的措置として2日から実施した。

 通知などによると、児童や職員らの感染が確認され休園が決まった場合、市が作成したチェックシートに基づいて濃厚接触者に相当する「感染の可能性がある人」を園長らが特定する。

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