コロナまん延防止措置区域、宮古島市と多良間村を7日から除外 指標改善、飲食店への時短要請解除

 沖縄県の玉城デニー知事は3日、記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ「まん延防止等重点措置」について、宮古圏域(宮古島市、多良間村)を7日以降、措置区域から除外すると発表した。2市村は7日から、飲食店の営業時間短縮要請、県立学校で部活動を原則休止する措置などを解除する。

 県によると、宮古圏域は病床使用率が39.4%となり、解除基準である50%未満となった。人口10万人当たりの新規陽性者数も187.05人で、基準の200人未満を下回っている。さらに、19日連続で前週比を下回っていることなどから、解除基準に当てはまると説明した。

 会食は同居家族などと「4人以下、2時間以内」とする要請などは、県として引き続き求める。座喜味一幸宮古島市長は「市民、医療従事者の感染防止に対する取り組みが功を奏した」とのコメントを発表した。

 記者会見で玉城知事は、宮古圏域について「感染対策の取り組みにより、いち早く指標が改善した。ワクチンの3回目接種も積極的な取り組みがなされ、成果が表れている」と述べた。(池田哲平)【関連ニュース】
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