今帰仁城跡、夜に浮かぶ 小中学生らライトアップをデザイン

 【今帰仁】第15回今帰仁グスク桜まつり(安里秀樹実行委員長)を光で表現しようと、村内の小中校生らが城跡ライトアップのデザインを手掛けた。12月に今帰仁村コミュニティーセンターでデザイン制作を行い、国際電子ビジネス専門学校の加納斉親さんが指導した。テーマなどは子どもたちが考え、ライトアップする城跡内外の場所や雰囲気に合いそうな色を、相談しながら決定した。

 参加した天底小学校の宮城ひよりさん(5年)は「自分たちが考えたデザインがどのように表現されているか当日まで分からないので、完成したライトアップデザインを見るのがとても楽しみ」と笑顔で話した。

 まつりのテーマは「共創 歴史ある今帰仁 地域と共に明るい未来へ」。新型コロナウイルス感染拡大を受け、夜のライトアップは無観客で開催する。1月29、30日に続いて5、6日もオンラインで生配信される。ライトアップのデザインに関わった村内の子どもたちの出演も予定している。

 まつりの担当者は「感染拡大のためやむなくオンラインに切り替えたが、今年初めて子どもたちがデザインしたライトアップを、ぜひオンラインで楽しんでほしい」と呼び掛けた。問い合わせは実行委員会事務所(電話)0980(56)1057。詳細は今帰仁村観光協会ホームページhttps://www.nakijinson.jp/news.php?id=55で。
 (新城孝博通信員)

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