【ご当地ラーメン取り寄せ旅】背脂ミンチの王道「尾道ラーメン」を食す

日本全国津々浦々にあるさまざまな「ご当地ラーメン」。ラーメン好きはもちろん、旅好きにもその目的の一つとして楽しみにしている人も多いグルメですよね。とはいえ、なかなかそのご当地まで足を運ぶのも難しい……。と嘆いている人も少なくないはず。そこでこの連載では、地方の有名ラーメンを自宅で味わる「ラーメンのお取り寄せ」を実食レポート! 毎回人気サイト「宅麺.com」から、お取り寄せラーメンマニアの筆者が厳選した一杯の特徴をお届けしますよ。

風光明媚な広島「尾道」の味を自宅で!

今回お取り寄せを試してみるのは「尾道ラーメン」。坂道が多いことでも知られる尾道は、その独特のロケーションから多くの映画やCMなどの舞台となってきました。西の小京都とも呼ばれる同地には、多くの仏閣も点在しています。日本百景に選ばれた「千光寺山」や「ロープウェイ」、サイクリングのできる「しまなみ海道」など、見所も満載です。

【尾道ラーメンとは?】

台湾からきた朱阿俊氏の中華そばが起源とされているラーメン。同氏の店「朱華園」(現在は閉店)では、醤油味のスープに背脂ミンチを浮かせ、平打ち麺を使っているのが特徴。その後、福山の珍味屋さん「阿藻珍味」が発売した、鶏ガラスープにイワシを使ったお土産用のラーメンに尾道ラーメンと名付けたとも。現在尾道ラーメンは、この2つの系統が主流となっている。

【今回のお取り寄せ】尾道ラーメン 喰海「尾道ラーメン」

ということで今回筆者が宅麺.comで選んだのが、こちらの『尾道ラーメン 喰海』の「尾道ラーメン」。同店は、生産者の顔が見える安心安全な地産地消の食材にこだわった絶品ラーメンを海を眺めながら食べられる人気店です。

JR尾道駅からも近く、地元の人にも遠方の人にも愛される名店です。

店名:尾道ラーメン 喰海

所在地:広島県尾道市土堂1丁目12-11

電話番号:0848-24-8133

営業時間:10:00~21:00(L.O.20:30)

定休日:水曜日(日曜営業)

尾道ラーメンをお取り寄せ!

自宅に冷凍状態で届いたパッケージがこちら。

中に入っていたのは、麺・スープ・チャーシュー・炙りチャーシュー・メンマです。麺を茹でるための鍋とスープを湯煎するための鍋のほか、湯切り用のザルと器、開封用のハサミを用意して調理スタート!

筆者は、これの他に、刻み長ネギ、刻み青ネギ、味付玉子をトッピングとして用意しました。

鍋で簡単!本場の味になる?

まずはスープ用の鍋でスープをパックのまま10分湯煎。同じ鍋で2種類のチャーシューとメンマの入った具材の袋も湯煎しちゃいます。こちらは3分でOK。

麺は袋から出して、別の鍋で3〜3分半茹でます。

湯煎の終わったスープを器に注ぐと、尾道ラーメンの特徴でもある背脂がこんにちは!

こちらは湯煎したチャーシューとメンマ。

しっかり湯切りした麺を麺に投入し、別に用意しておいたネギと玉子もトッピングして完成!

王道の尾道ラーメンの味とは?

できあがった尾道ラーメンをいただいてみます。醤油味のスープは、引きたてのフレッシュな鶏がらスープと瀬戸内産いりこのWスープ。飲んでみるとキレがあって、ほんの〜り魚介を感じます。

地産地消にこだわった『海喰』ならではの、広島県産小麦「ニシノカオリ」を使用した麺。一般的な尾道ラーメンよりもやや細めで、スープをよく含んでツルツルと食べ進みよく、どんどん進みます。

チャーシューは素材の味を感じられます。炙りチャーシューは香ばしさも加わってじっくり味わいたいおいしさ! ちなみに、尾道ラーメン最大の特徴でもある背脂はブルブルとした食感。想像していたより脂っこくありません。

メンマはコリコリとした食感がしっかりと味わえます。

残ったスープはご飯と一緒に鍋に入れて温め直してみました。溶き卵を加えれば雑炊に。ご飯と玉子でマイルドになった雑炊は、ほっとする味。最後のスープまできっちり飲み干してごちそうさまでした!

王道の尾道ラーメンを体験した筆者。次なるラーメンに乞うご期待!

尾道ラーメン 喰海 尾道ラーメン

価格880円(税込950円)

https://www.takumen.com/products/1032

[All photos by Mayumi.W]

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