沖縄コーヒー、人気7店のドリップバッグを自販機で 那覇に設置

 沖縄県那覇市松尾で新型コロナ検査センターを運営するアシスト(北谷町、奥間和隆社長)は4日、コーヒーのドリップバッグをそろえた自動販売機「オキナワコーヒースタンド」を同センターに隣接して設置する。県内7カ所のカフェ・焙煎所の商品をそろえ、「沖縄コーヒーの魅力を県民や観光客に味わってほしい」と利用を呼び掛けている。

 アシストの奥間社長がコーヒーの愛好家で、県内のカフェや専門店のこだわりが込められたコーヒーの魅力を発信したいと思い立った。新型コロナウイルス禍による外出控えが飲食店に被害を与えていることもあり、自販機の稼働を通じ各店舗の売り上げにも貢献したいという思いもある。

 取り扱うのは本部町から那覇市までの7店舗の商品。1セット3杯分の種類を中心に、価格は500円から販売する。味や香りだけでなく、ノンカフェインや有機栽培などバラエティー豊かな商品がそろう。店の情報を記載したカードを添付することで、コロナ沈静後の来店も促す。

 奥間社長は「コロナ禍で外出がなかなかできない中でも、県内各地のおいしいコーヒーを飲んで豊かな時間を楽しんでほしい」と自販機をアピール。「人気が出れば種類を増やし、コーヒーに合うスイーツも提供したい。県産コーヒーも扱いたい」と今後の展望を語った。

 (小波津智也、写真も)

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