スマホで確定申告 武将隊が「e―Tax」PR 高田税務署

 令和3年分の確定申告が本格化するのを前に、高田税務署は3日、上越市春日山町1の市埋蔵文化財センターで、スマートフォンによる確定申告をPRした。

 越後上越上杉おもてなし武将隊のメンバー2人が、スマホと見本の源泉徴収票を手に申告書を作成、10分ほどで完成させた。

スマートフォンで申告書を作成する「武将隊」のメンバー

 国税庁は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、スマホやパソコンを使った「国税電子申告・納税システム(e―Tax)」の利用を勧めている。今年はスマホのカメラで撮影した源泉徴収票のデータが申告書に自動入力される他、マイナンバーカードの保持者は「マイナポータル」との連携で、住宅ローンや生命保険、地震保険の控除証明書の自動入力が可能になる。

 高田税務署の竹村秀彦署長は「安心な環境で申告書が作成できるよう、多くの人に(e―Taxを)利用してほしい」と述べた。

 武将隊メンバーで「謙信公の姉」に当たる「綾姫」さんは、スマホのカメラで源泉徴収票を読み取り、指示に従って入力し、申告書を完成させた。「(入力画面は)順序よく進むので、難しくなかった」と話した。

 同署管内の確定申告会場は16日から3月15日まで、上越市市民プラザに設けられる。

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