「大内氏と大内御膳」展 2月11日まで JR新山口駅で“中世最大の宴”を紹介

 「大内氏と大内御膳」展が、JR新山口駅中2階「交流活動ホール」で開かれている。2月11日(金・祝)までで、入場は無料。主催は山口観光コンベンション協会(TEL083-933-0088)。

▲各献立を紹介したパネルがずらり

 明応9(1500)年3月5日、室町幕府の第10代将軍だった足利義稙が山口の大内義興を訪問した際に、大内氏側は32献・110品以上に及ぶ料理で歓待した。同時代に京都で催された宴でも、記録に残るもてなし料理は20献が最大であり、それ以上の“中世最大の宴”を、地方都市の一大名である大内氏が開いたことになる。その時の記録「明応九年三月五日将軍御成雑掌注文」を、山口商工会議所などが2010年に再現した。

 同展では、その「大内御膳」のレプリカの一部および各献立を紹介したパネルを展示。加えて、日本全国の「歴史的なストーリーを有した、価値ある食」を指す「歴食」についても紹介している。

▲レプリカの一部も展示

 会場へは、同駅2階の北口観光案内所内にある通路を降りるか、エレベータを利用する。開催時間は、午前9時から午後6時まで。

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