コロナ禍で…新米ママの我慢の子育て 広島

去年、コロナ禍で不安な中、出産を控えた妊婦さんたちを取材しました。あれから半年…出産後もやはり不安な日々を過ごしているようです。

渡辺美佳アナウンサー「わー生まれましたね!」

浅野華代さん「もうすぐ3カ月になります。右往左往しながら生活しているところです」

前回取材したのは、コロナ第5波の昨年9月。浅野さんが、妊娠9カ月の頃でした。

浅野華代さん「やっぱり不安に思うことが結構多くあって。今回初めての妊娠なんですけど自分一人の体じゃないので自分だけじゃなくてこの子に何かあったらどうしよう…みたいな」

そんな不安を抱えながらも去年10月、実家のある福岡で無事予定日通りに出産しました。

渡辺美佳アナウンサー「出産は無事にできました?」

浅野華代さん「無事にできました。それほど感染者数も多くなくて、それでも基本(夫以外)面会は禁止という中での出産でした」

しかし、再びコロナウイルスが拡大してしまいます。

浅野華代さん「もっと会えるはずだった(地元の)お友達もいたんですけど、会えずじまいで、こっち(広島)にまた帰ってきてしまったので。次に会う時にはこの子はもっと大きくなっているだろうし、そこは残念だなって思います」

生後2カ月が過ぎ広島に戻った浅野さん。親子3人での生活がスタートしました。

気をつけているのはスーパーなどに出かける時。

浅野華代さん「この子にマスクができないので、出かけるっていう時はおしゃぶりをさせてなるべく口をふさぐっていう工夫をしています」

渡辺美佳アナウンサー「新生児は検診や予防接種もありますね?」

浅野華代さん「先日予防接種初めて受けたんですけど、やっぱりどうしても密になってしまうので少し気を付けながら。待合室でもなるべく距離をあけて座っていましたね」

渡辺美佳アナウンサー「消毒は結構まめですか?」

浅野華代さん「この子、手を口の中にいれるので怖いんですよ。除菌ジェルも怖いなと思って。お尻ふきとかでこまめに手は拭いたりしています」

渡辺美佳アナウンサー「産前と産後で危機感は違いますか?」

浅野華代さん「違いますね。やっぱり。この子を守らなきゃっていう気持ち。私が(コロナに)かかったらこの子誰が面倒みるの?ってなっちゃうし。5歳以下はワクチンが打てないじゃないですか今のところ。どうしたらいいんだろうって思いますね。」

そして、同じく秋に出産した宇佐美野乃花さん「出産前も後も(コロナが)怖いなっていうのはずっとありますね」

出産前には、こんなことも。

宇佐美野乃花さん「5月に夫がコロナになったので、どうしようかなって思いました。自分の結果が出るまで。濃厚接触だし、覚悟はしてたんですけど。

幸いにも(私は)陰性だった。出歩くのも怖くなりました」

そんな不安を抱えながら行動を制限した生活が産後も続いています。

宇佐美野乃花さん「赤ちゃんにはどうしても大人と同じような対策ができないので、スーパーに行くのでも、土日は避けて平日の少ない時間に行ったりとか

ベビーカーにレインカバーをつけたりして、少しでも違うのかなって、常につけるようにしてます」

普段は会社員で今は、育休中の宇佐美さん。産休に入った8月、コロナ第5波の時でした。

渡辺美佳アナウンサー「せっかくの産休育休が全部コロナで制限されてますね」

宇佐美野乃花さん「休みが1年あるんですけど1年しかないので、子どもと向き合える時間を、もっと有効的に使いたいなっていうのはあります」

渡辺美佳アナウンサー「節目のお祝いはできましたか?」

宇佐美野乃花さん「ちょうど年末が百日、お食い初めの時だったんですけど、(お店で)1月に入ってからしようかって言ってたんですけど、それはキャンセルしました。オミクロン株がすごく増えてきたタイミングだったので、おうちで作って簡単にやりました」

産前も、産後も、我慢と工夫が強いられています。

宇佐美野乃花さん「コロナで自粛してる期間は大人と子どもで違うと思うので、子どもにとっては本当に大切な時期に何にも経験させてあげられないっていうのは、残念というか刺激もなかなか少ない部分もあると思うので、それにかわるものっていうのはしてあげたいなって思います」

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