■訃報=ブラジル新潟県人会元会長 駒形秀雄さん

駒形秀雄さん

 ブラジル新潟県人会の元会長の駒形秀雄さんが3日17時頃、サンパウロ市モエマ区のアウヴォラーダ病院でコロナウイルス感染症により亡くなった。行年88歳。妻シルリー、子息3人、孫5人を残した。
 4日12時半からモルンビ葬儀社エメラルドルームで通夜が行なわれ16時にタボン・ダ・セーラの火葬場(R. do Tesouro – Parque Santos Dumont, Taboão da Serra – SP)で荼毘に付された。
 初七日ミサは9日(水)19時半にサンジューダス区のサンジューダスカトリック教会(Igreja Sao Judas Av.Jabaquara,2682 Milandopolis)で開催される予定。
 駒形さんは1933年10月28日、新潟市東区生まれ。新潟大学経済学部を卒業した後、東京で丸紅に就職。その後、思うところあって1958年にさんとす丸で渡伯。ブラジル丸紅の現地社員として勤務し、登山鉄道改修事業、ツバロン製鉄所など多数の大型プロジェクトの関わった。
 2015年頃からニッケイ新聞に特別寄稿をはじめ、幅広い視点のブラジル分析、日系社会考察を次々に発表していた。
 新潟県人会の南雲良治会長が急逝したのを受け、2018年11月から会長に就任し、20年まで務めあげて二世世代に橋渡しし、その二世世代が中心になった県人会65周年が16日に無事開催された。駒形さんは体調不調で出席しなかったが、無事開催を見守るかのように、その数日後にコロナが判明して入院していた。

 

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