ひな祭り当日に収穫の完熟イチゴをケーキに 横須賀の洋菓子店、農園応援で限定販売

当日収穫の完熟イチゴを使い3月3日に限定発売するひな祭りケーキ

 新型コロナウイルスの感染拡大で来場者が減っている横須賀市内のイチゴ狩り農園を応援しようと、地元の洋菓子店などが協力し、ひな祭り用のケーキを企画した。3月3日当日朝に収穫した完熟イチゴを使う予定で、現在予約を受け付けている。

 同市津久井浜の「ひろあき農園」では、例年はにぎわうイチゴ狩りシーズンをオミクロン株による感染急増が直撃した。地元食材の価値創造と食品ロス防止を目指す市内の団体「KAKEHASHI(カケハシ)」が声を掛け、農園からも近い洋菓子店「Lisa’s Cake Market」(同市安浦町)でひな祭りケーキに活用することになった。

 甘味が強く、形崩れしづらい品種「やよいひめ」をふんだんに使い、直径15センチのケーキの上部に飾るほか、スポンジにも挟む。

 イチゴ狩りは4月以降に客足が減る傾向にあることから、4月以降には形がふぞろいのイチゴを使った第2弾商品も開発予定で、カケハシ代表理事の高橋正和さん(38)は「イチゴ狩りで食べられるような新鮮で甘いイチゴをケーキで味わって」と話している。

 ケーキは税込み4860円。3月3日当日のみの限定販売で先着50個。予約と問い合わせは同店電話046(821)5233。

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